歌うヒトヅマのおバカなブログ

Dec 14, 2004
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カテゴリ: つれづれtalking




26の時、ノドの手術のため数週間入院した。
耳鼻科には命に関わる患者などまずいないから、病棟がとっても明るい。
食事はレストラン並に美味しいしTVも電話も一人に一台ずつ、新聞は毎朝配られて
マネージャーと称する世話係が常駐している。
そんなホテルのような待遇の病院で、もういつまでもいつまでも帰りたくないくらい快適な入院生活だった。
俗世のあらゆるストレスからまるっと解放されたあたしは、傷より先に早口と早足が治ってしまったほどでした。
※一般の病院です

隣のベッドには、ドイツ人と日本人とのハーフであるMちゃんが入院していた。
透き通るような白い肌に漆黒の髪を持つ、それはそれは美しい女の子で、
ぴんころとは歳が近かったのでとっても仲良くしてもらっていた。
見た目はほぼドイツ人なのに日本語しか話せず、
甘納豆が大好物だというMちゃんにはとっても素敵な彼氏がいて、
毎日お見舞いに来てくれるダーリンと二人、仲良くお散歩にでかけていくのでした。

一方のぴんころ。
その時なぜかちょうど、あくまでたまたま、念のためもう一度言うとほんとに珍しく(このへんで勘弁してやります)
彼氏がいなかった・・・


さみしい・・・・・・|||(-_-;)||||||



仕方がないので、
栄養士のおばちゃんの部屋へ遊びに行っては「ごはんを増やせー! 足りないやい!!」とか文句を言ったり
ナースステーションでコスメ談義なぞして暇をつぶしては退院までの日々をやり過ごしたものでした。



それから6年が経ち今年の3月、ぴんころはまた別の手術のため数日間入院した。
前とは違って古い病院ではあるが、今回はヲットが毎日来てくれる。
それだけでもとっても心強かった。

ある日、「今から病院に向かうよ」メールが来るも、いっこうに到着の気配がない。
病人はヒマだ。
しかも歩けなかったあたしには1分が10分、いや1時間に感じるほど長い!
ついでにアヤツはいつだって身支度が長い!!!
イライラしながら時計を何度もにらみつけること1時間半、ようやく息を切らせたヲットが顔をのぞかせた。

「遅ーーーー!! 超つまんなかったぜーい」
「ごめんごめん。今日はいいもの持って来たよ(^▽^)/」

頼んでおいた着替えの紙袋から赤いナプキンに包まれたお弁当箱らしきものを取り出すヲット。

断っておくが彼はいっさい料理はできない。
特に包丁を持っている姿なぞ一度も見たことがない。
何だろう、病院食がマズいとグチったからお惣菜でも詰めて来てくれたのかな?!?
おそるおそる開けてみると・・・

それはタッパに入ったイチゴだった。
へたを取って一口大に切って、爪楊枝まで入っている。
「これなら食べられるでしょ?」

・・・思わず泣いてしまった。
今までもらった何よりも嬉しかった。


イチゴ。
こにやろ、大好きだ。

えっ、クリスマスに欲しいもの?! ・・・う~んダイヤのピアスかな♪





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Last updated  Dec 14, 2004 10:16:59 PM
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