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保険の異端児・オサメさん(新古今和歌集 紫式部)
(小倉百人一首での結句「夜半の月かな」)
久しぶりに巡り合った月、その月が昔(あの人と見た)懐かしい月かどうか、と考えているうちに、夜半の月は、たちまち雲間に隠れてしまった
。
えー、駅のごみ箱をあさっているのは、あの「自分的には」君?
頭に巻いた手拭いと言い、背格好と言い、うーん、よーく似ているんだが、ちょっと薄汚れてしまっているし…。しかし、まさか、ああもホームレス風にまで身をやつすことはないだろう。目が合ったら「あ、懐かしいねえ、センセ」などと言葉を発しただろうか。
戻って確かめたい思いも重々だが、
そっとしておきたいこころも抑えきれない、夜中のバスもなくなってしまうし。
などと迷っているうちに、こちらの乗ったエスカレーターは上まであがってしまって、「自分的には」君は見えなくなってしまった。