日本語はダメか2

日本語はダメか2

2010.05.05
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カテゴリ: 性欲 理性 制御

 最近、「うそ」が気になってしかたがない。
「詩」も一種の「うそ」だろう。

 だとしたら、もっと本当らしく日本語を活かして欲しい。
 意味は分かるが、抑揚も共鳴も韻も感じられない日本語の行列。

「詩」の中で「ので」なという表現は使わないでもらいたい。

 日射病で倒れたのは「彼女」だったか。
 この真実は?


   日射病


 六月のことだった。全てが祭りの中にあるようだった。

 群集は騒がしく、心配事もなく行き来していた。

 何故だかよく分からないけれど、僕もまた幸福だった。

 この騒ぎが、酔いのように、僕の頭を乱したのだ。

 太陽は肉体の力を掻き立てた。

 丸ごと、存在の奥底にまで飛び込んで来たのだ。

 そして僕は、自分の内に沸き立つのを感じた、最初の太陽が
 アダムの心に生まれさせた、あの激情。

 一人の女性が通り過ぎた。彼女は僕を見た。

 どんな炎を、彼女の瞳は僕に投げかけたのか
 僕の魂は、どんな熱狂に捕らわれたというのか。


 彼女に飛び掛りたいという、この腕に彼女を抱き
 その唇に口づけたいという、いきり立った欲望!

 赤い、血に染まった雲が、僕の目を覆った。
 そして、猛り立つ口づけの内に、彼女を捕らえたと思った。

 僕は彼女を締め付け、たわめ、のけぞらせた。


 僕は足で大地を蹴った。そして太陽に輝く
 空宙の中に、一気に、彼女を運び去ったのだ。

 体を合わせ、顔を重ねて、僕達は天を進んだ。

 そして僕は、絶えず、燃え上がる恒星へと上りながら、
 力を込めて、胸に彼女を押し付けていたので、
 痙攣する僕の腕の中で、彼女が生き絶えているのを見た……






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最終更新日  2010.05.05 13:07:03
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