日本語はダメか2

日本語はダメか2

2011.10.25
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カテゴリ: 女 男 愛


 落としたその店へ行くと、それを拾った馴染みの客の一人がいつまでもいつまでもその道具に話題を振ってくる。最近はどうだ、とかっっっ。
 ヤボってもんだなあ。……あんたもおやり
 あるいはまた、おれの方が一つ年上だ、と繰り返す客もいる。
 野暮ってもんだなあ。
 だから、それで、なんとする
 人様のこと、見て見ぬ振りをするのが「教養」「素養」ってもんだわさ。え、主さん、そうじゃござんせんか。
 ま、酒仙(修行の度合いは問わないことにして)の世界では、こちらもヤボを言いっこなし、としようか。そういう言葉を吐き出したくて店に集まっているお方も多いのだろうから。
 イヤなら、店へ出入りしなければいいだけのこと。あるいは、20時には引き揚げること。

 っっそうそう、「年上」のお客、こちらが着物を着ていることについても、っっぶつぶつっっっぐずぐず。ま、そんなもんでありやしょう。


第818話 出合茶屋(お江戸のおもしろ商売その8)

 以前は『忍ぶ恋』『叶わぬ恋』という言葉がありました。

 現在では死語でしょう。

 一生に一度は、そのような恋に身を焦がしてみたいものです。

 「まだ遅くない」と思われる方は、ぜひ『挑戦』してください。

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列車で地方を旅行すると、市街地と市街地と間にヨーロッパのお城のような建物が目に飛び込んできます。

 現在の日本人であれば、それが『ラブホテル』であることは常識です。

 男女の逢い引き、密会に使われる、そのような場所は江戸時代にもありました。



 なんとなく『出会い系サイト』を連想する名称です。

 『出合茶屋』は神社、仏閣などの門前をはじめとして、江戸の各所にありました。

 利用者から見れば、なるべく目だ立たない場所がよいでしょう。

 神社、仏閣などの門前にあるのは、『参詣のため』という隠れ蓑が使えるためかも知れません。

 表向きは『料理処』という看板を掲げて、客が入りやすいようにしている茶屋もありました。




 江戸では上野の不忍の池のほとりに密集していた『出合茶屋』が有名でした。

 この池は現在でも蓮が生えています。

 そのため、この周辺の『出合茶屋』は『蓮の茶屋』または『池の茶屋』と呼ばれました。



 現在の『ラブホテル』を夫婦が利用することは、まずないでしょう。

 どちらかといえば、不倫のカップルが利用します。

 江戸時代であれば、未亡人と若い男、御殿女中と歌舞伎役者など、表沙汰になっては困る人たちです。

 当時、不義密通は重罪でした。

 もし発覚すれば、命の保証はありません。

 したがって、そのような男女は命を捨てる覚悟で『出合茶屋』を利用したのでしょう。

 それだからこそ、燃え上がったのかも知れません。

 そこで、以下の川柳が登場します。

   たがいに命をすててする出合茶屋

   出合茶屋あぶない首が二つ来る


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■ 歴史好きの素人が語る歴史(第818話)(2011年10月26日号)

・ このマガジンは『melma!』から発行されています。
  (ID:160538)
http://melma.com/






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最終更新日  2011.10.26 03:00:47 コメントを書く


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