日本語はダメか2

日本語はダメか2

2014.11.05
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      想田和弘
 内田樹先生の新刊『街場の戦争論』、一気に読了。出だしからぐいぐい引き込まれました。

「ミッドウェイ海戦で負けたときに戦争を終えていたら」という仮定で歴史の「IF」を推論するのですが、これが非常にスリリング!

 やっぱりあの戦争の負けっぷりが尾を引いて今でも苦しんでいるんだよなあ。

『街場の戦争論』、現代を「あの戦争」と「これから起きる戦争」の間にある「戦間期」としてとらえる視点、絶望的ですが説得力あります。

 ほぼ同じ時期に出た『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』(矢部宏治)と非常に重なる部分もあり、シンクロニシティを感じました。


 僕も長い間、日本はいちおうは主権国家だという幻想をなんとなく抱いていたんだけど、鳩山首相が普天間基地を国外か県外に動かそうとしただけで失脚したのを眺めながら、その幻想が粉々に砕け散った。

 だって外国軍の基地の位置さえ動かせないんだよ。



 僕が生まれたときには既に日本中に米軍基地が存在し、そんなものだと思い込まされていたけど、よくよく考えたら外国軍の軍隊がずっと駐留していること自体が異常ですよ。

 かつての僕がそうだったように、大半の日本人は異常だとも思っていないけど。

 日米同盟っていうけど、自衛隊の基地は米国にはない。

 外国軍の基地があるという「異常な状態」を異常だと感じないのは、病に罹患しているのに病識がないということ。 病識がなければ治療もできない。まずは病識を持つことが必要なんだと思う。

 僕がはっきりとした病識を持ったのは、本当にまだほんの数年前。

 重症だったと思う。



 でも、小さなことは自分たちで決めるシステムがいちおう整っているし、外務省もあっていちおう外国と交渉したりもするから、主権国家であるとの幻想はなかなか壊れにくい。





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最終更新日  2014.11.05 12:25:35
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