日本語はダメか2

日本語はダメか2

2014.11.27
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 有給休暇を取りにくいという雰囲気は、まだまだ従業員の意識を縛っているようだ。
 数日前にラジオで耳にした事例がとても面白かった。
 有給休暇の他に「ずる休み」を取ることを奨励している、というのだ。「ずる休み」とは言い換えれば「とんち休みあるいは「知恵休み」のようなもの。
 面白い中身かどうかで、休みが取れる……という仕組みは非常にユニークだ。
 たとえば「(彼女の)ぬくもりが欲しくて休みたい」は却下。
「鶴が恩返しに来る、と言うので、家で待っていたいのですが」はOK。
「一歳と三歳の子どもが、芝刈りに行くおじいちゃんと洗濯に行くおばあちゃんに会いに行くんで、母親のあたしもついて行こうと思います」はOK。

 それを「判定する」上司の感性や考え方を知っておかなくてはならない、ということから、また仲間との「作戦会議」も必要になった、というところから、社内の交流も活発になった……。
 さらには、接客態度にも表れるようになって、効果は色々な形で生きているらしいのだ。




従業員の有給取得促進、企業のメリットは?一定の条件を満たせば法的に取得が認められている有給休暇(年次有給休暇)。きちんと取れていますか?

平成23年厚生労働省の調査では、企業が労働者一人に付与した有給休暇日数は平均17.9日(繰越分を除く)。それに対し、実際に労働者が取得した日数は8.6日でした。取得率は48.1%と5割を切る結果となっています。政府は当面の目標値として、有給休暇取得率を70%にまで伸ばそうとしているようですが、現状では遠い道のりです。フランスやスペインの取得率はほぼ100%だそうですから、やはり日本は「有給休暇が取りにくい国」と言えるでしょう。

 また、諸外国では有給休暇を「自分や家族のため」に充てることが多く見受けられますが、日本では有給休暇について、「病気やけがで仕事ができないときに使うもの」といった臨時休暇的な意識が未だに強く、会社へ有給休暇を請求しづらい風土があるようです。

働く人の意識の変化に伴い有給休暇取得促進の動きも

 従来の日本人サラリーマンの働き方は、いわゆる「24時間戦えますか?」のCMキャッチフレーズに代表されるような「がむしゃらに仕事をする」スタイルが一般的でした。しかしその結果、ワークライフバランスは大きく仕事側に偏り、休暇を返上するなど自分の時間が極端に少なくなったり、揚句、心身の不調をきたすなどの弊害も生まれてきました。

 しかし、近ごろではワークライフバランスがより重視されるようになり、「仕事だけでなくプライベートも充実させたい」というように働く人の意識も大きく変化しています。確かに「仕事だけが生きがい」なんていうことは、今ではあまり流行らなくなっているように感じます。

 こういった流れを受け、有給休暇を「法的義務だから仕方なく与えなければならないもの」としてではなく、積極的に活用する企業も出てきています。

生産性の向上とメンタルヘルス対策コストの低減が一度に図れる

 では、有給休暇取得促進によって、企業にどのようなメリットがあるのでしょうか。
 まず、従業員に時間的・精神的な余裕が出ることにより、モチベーションアップや作業効率の向上、新しいアイデアの創造などの効果が生まれます。併せて、過重労働によるメンタルヘルス不調の予防にもつながります。生産性の向上とメンタルヘルス対策コストの低減が、一度に図れることになるのです。

 次に、企業イメージの向上があります。有給休暇をきちんと取得できるということは、働く人からすれば大きな魅力です。人材難といわれるご時世、労働環境の良さをアピールすることで、優秀な人材を集めたり、人材定着につながったりする効果があるでしょう。


 しかし、きちんと休暇を取る・取らせることで、従業員と企業の双方にとってメリットが得られるのであれば、有給休暇取得を積極的に促進する意義は大きいと言えるでしょう。

従業員の有給取得促進、企業のメリットは?
大竹 光明 | 社会保険労務士

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最終更新日  2014.11.27 12:48:53
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