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2006年06月04日

「捨てる！」快適生活

私はこの本を読んで、「整理･整頓」、「収納」に関して知るには、この人の著書だけで十分だと感じました。

先日「片づく収納、片づかない収納」を読んで、「整理」、「収納」、「維持」という家を快適に過ごせる為に必要なことの流れ全般を大まかに理解できました。
この本は、その中の基本中の基本である整理について９割がた徹底して書かれています。
そしてその中でも一番重要な「捨てる」については、その為のあらゆるテクニックが紹介されています。

前回の本は、大変イラストが多く読みやすかったのですが、この本は、ページ数も多く結構読み応えがある本でした。
その分、「整理」に関しての著書の考えがよく表れていて、根本からよく理解できました。

著者がどの著書でも提案されているという、「モノが片づく５つのステップ」とは、「住まい全体の”体質改善”的整理収納」だと著者は表現されています。
ちまたで提唱されている、”対処療法的な収納”とは一線を画しています。

少し飛躍するかもしれませんが、この「５つのステップ」は”心の管理”にも同じことが言えると思いますので、著者が言う「これをすることで人生が変わる」という言葉はなるほどうなずけるところも多いと思いました。

５つのステップは、「予約なしに人を呼べるような家にしたい」という多くの切実な悩みから生まれたらしいのですが、（自分もそうです・・）それをどのように実現したらいいのかを系統立てて説明してあります。
収納に関する長年のカウンセリングの経験から作られたものだとあって、かなりの説得力がありました。

私がその他にも参考になったところは、さまざまな生活アイテムの各家庭での必要ストック量やその捨て方（分別方）について書かれていた章でした。
それがわかれば、最小限どの程度手持ちがあればいいか目安がつきます。

他にも、整理の次のステップ「収納」「維持」に関しても簡単に述べられていました。
それらに関して書かれた本もありますので、それらの本も読んで参考にしていきたいと思っています。

この本も間違いなく良本だと思います。
いい仕事をされていると思います。

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