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2010年10月11日
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待ちに待った岩松了さんの新作舞台を観てきました。
私が一番好きな劇作家さんです。
もちろんパンフと戯曲本購入。戯曲本にサインしていただけてラッキー♪

舞台セットはずっと一緒。転換なし。
前作の「マレーヒルの幻影」とはだいぶ違う。
でも、時間の経過や季節の移ろいなど、相変わらず細かい演出。
今回はドンパチシーンもあってびっくり。

任侠物ではあるのですが、社会性を帯びたホームドラマな感じでした。
メインの舞台である、組事務所(溜まり場)の2階が、

居間に行ったときに身内の誰かがいるのに気づいて
「あ、いたの・・・。」みたいな、微妙なあの感じ。

言いたいことを遠慮するような、腹を探るような、
いたたまれないあの感じを、規模を大きくしてやってる感じ。
いたたまれなさは映画「たみおのしあわせ」を思い出した。
でも、舞台セットから人がIN&OUTして、人数や人の組み合わせが変わるたびに
空気感や緊張感も変わる。
その次々に変わる感じが、演劇ならではの仕掛けでした。


そして、私が今までに観た岩松作品とはかなり異なる印象を受けたのが、登場人物。
見終わってから、主人公・森本(阿部サダヲ)に美点が無いことに気づいてびっくり。愕然とした。
アニキ助けないのかよ~。しかも衝動的行動に走ってるし。

という、無意識の先入観をバッサリ裏切ってくれました。

他の登場人物たちも、感情移入できる要素はそんなになかった。
岩松さんは、反社会的組織の人たちに対する浪漫は全く持ち合わせてないようだw

パンフに書かれていたように、岩松さんの新局面か?と私も感じました。
現実の人間たちは、演劇よりも不条理になっているということでしょうか。






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最終更新日  2010年10月25日 15時32分17秒
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