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2006.01.25
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テーマ: 洋楽(3407)

そういうワケで今日は、16年前の ストーンズ初来日 に関する僕のささやかな記憶をたどってみたいと思います。

ストーンズの'89年のアルバム「Steel Wheels」(写真)は前作「Dirty Work」から3年ぶりのアルバムだったが、このくらいのインターバルは大物アーティストとしてはむしろ普通だった。だが当時は ミックとキースの不仲説が深刻で、 しかも二人共ソロ活動に力を入れてた事もあって、 「ストーンズ解散説」 の空気がかなり濃厚だったのだ。それゆえ、このアルバムが発表された時は「待ちに待たされた」といった感じの まさに待望の新作 として拍手喝采を持って受け入れられた。

また内容が皆の期待を裏切らないものだった。
アルバム全体のテンションの高さ、豪快に鳴りまくるキースのギター、張りのあるリズムは50歳近い(当時)人間とは思えない若々しさと力強さを感じさせるものだった。
ストーンズとしてはかなり聴きやすい内容で、 当時ストーンズ初心者だった僕は入門編代わりに聴きまくった。

このアルバムをひっさげてのアメリカツアーに伴い、翌年の'90年にはついに 初の来日公演も決定。
「来日してない最後の大物」 (ただし、ミック単独公演はあった)の名にふさわしいスーパーバンドで、加えて1973年の 来日公演中止 事件のトラウマも抱えていた日本のファンにとっては 奇跡 にも等しい出来事だったのだろう。まさしく 大フィーバー という熱狂ぶりだった。
世界一のロックバンドの初来日は連日新聞・雑誌をはじめ、ワイドショーでも特集が組まれ、もう「猫も杓子もストーンズ」という具合だった。

コンサートは2月14日を皮切りに東京ドーム10回公演というプログラムで、 一万円 という値段にも関わらず、チケットの争奪戦は凄まじいものとなり、チケット発売日の 前日 から電話回線がパンクするという有様。ある筋では チケット一枚が30万円で取引された との噂も聞いた。
お祭り騒ぎを楽しんでいる という感じがした。まさに「バブル時代」を象徴する現象だったように思う。
同時期にはなんと ポール・マッカートニーの初来日公演 もあったのだが、ストーンズの方にかき消され、あまり話題になっていなかった(少なくとも一般レベルでは)ような気がする…
なんだか ライブドアとヒューザーの関係 みたいだ(笑

ドームの音響は最悪 (ギターリフなどはグシャグシャな音にしか聞こえなかったらしい)だったが、興奮と感動に満ちた最高のステージだったらしい。収録されたコンサートはTVでも ゴールデンタイム に放送された。
僕はちょうど高校受験の日程と重なっていた事もあって、泣く泣く見送ったのだが、「無理してでも行っておけば良かったなあ」と今でもつくづく思う。

この時、日本はバブルの頂点。
バンドブーム全盛期であり、オリコン年間チャート一位は「おどるポンポコリン」。
ストーンズ来日騒ぎの時にやっていたフジの月9ドラマは浅野温子・三上博史主演の「世界でいちばん君が好き」(だと思う)で、最初から最後まで 全く意味不明のドラマ という印象だった。
「アッシー君」「オヤジギャル」なんて言葉が流行し、パンツの中にコカインを隠していたのがバレた勝新太郎は 「どうしてそんなトコにそんなモノが入っていたのか分からない」 とか言っていたような気がする。
「ジャンプなんてガキっぽいもん読んでらんねえ」 とか言っていた僕が読んでいた ビッグコミック・スピリッツ には柴門ふみの「東京ラブストーリー」が連載されていた。

「Steel Wheels」はそんなバブルの思い出もセットになった、今でも好きな一枚だ。



ポム・スフレのホームページでは ローリング・ストーンズのアルバム について取り上げています。





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Last updated  2006.01.25 06:40:05 コメント(14) | コメントを書く
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