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2006.04.28
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カテゴリ: 邦楽

1991年のメジャー・デビュー以来、一部では高い評価を受けていたものの、「マニア受け」の域を出るものではなかったスピッツは「通ごのみの良質なポップ・バンド」として活動し、そして消えていくものだと誰もが思っていた。
そして CDバブルの時期 でもあった1995年、例の 「ロビンソン」 の大ヒットでスピッツは一気にメジャーになってしまったが、テレビに出る事もなく(全くではないが)、「シングル×枚連続リリース」なんて事をするわけでもなく、むしろ ブレイクする事を拒む かのような態度であった彼らの姿勢が妙にカッコ良く見えたのを思い出す。

'96年4月に発売された「チェリー」は前のシングル「涙がキラリ☆」からの9ヶ月ぶりのシングルで、当時まさしく 「今が旬」 であったはずのバンドとしては、随分と余裕を持ったインターバルのように思えた(ただし、その間旧作「空も飛べるはず」の再発はあった)。
しかも タイアップは一切なし。

その楽曲もシングル向きではなく、むしろ カップリング曲に向いてる というべき地味なものだったが、実にスピッツらしい佳曲で、見事ミリオンセラーを記録し、バンド初のチャート1位となった。
とりたててキャッチーというわけではないが、ゆるやかに沁み込んでくるメロディー。想像力を刺激する歌詞。
演奏は淡々としておりアレンジもシンプルだが、曲が進むに従って徐々にサックスやストリングスが加わり、静かに盛り上がってゆく。
それでも派手な印象はほとんどなく、 まったくいつものスピッツ といった感じだが、「ロビンソン」の 降ってわいたようなヒット に舞い上がるわけでも気負うわけでもなく、 これまでどおりのスピッツ の楽曲を力強く演奏する彼らの姿は実に 足が地についた 印象があった。

華やかさや表面的なキャッチーさを売りにするものではなく、むしろ地味であるが確実に耳に残る、そしていつまでも離れないメロディーがスピッツの魅力である…なんて事は今更ボクが言うまでもないワケだが。。。

この「チェリー」が収録された「インディゴ地平線」(写真)は一聴すると地味だが、そんなスピッツの魅力が満喫できる傑作だ。



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Last updated  2006.04.28 06:54:34 コメント(14) | コメントを書く


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