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2006.09.06
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テーマ: 洋楽(3637)
カテゴリ: 70年代洋楽
山ほどいる が、ロック界での一発屋といったら、多くの人が真っ先に思い浮かべるのが 虎舞竜 The Knack だろう。
ロサンゼルス出身のバンドであるナックは、クラブで演奏中の所を見出され、契約に当たっては 13のレコード会社が争奪戦を繰り広げた と言われている。

70年代の音楽産業において、 「第二のビートルズ」 を探す事は業界人にとってのひとつの課題だったが、ビートルズと同じ編成であり、ストレートなビートポップスを得意とする彼らは、その候補として大いに注目を浴びた。
彼ら自身もビートルズの大ファンで、彼らがテレビの前でとるポーズは、「ビートルズがやってくるヤア!ヤア!ヤア!」でのビートルズの姿そのものだったという。
彼らがアビイロード第2スタジオに足を踏み入れた時、感激のあまり口がきけなくなったというハナシもあるとか。

6週間全米No.1 という爆発的ヒットを記録。
ビルボード誌では1979年度の 年間ナンバー1 に輝いた。
現在でも様々な形で聴き継がれる不滅のスタンダード・ナンバーである。

ドタバタして騒々しいドラムとそれに乗っかるギターとベースの強烈なリフは、有無を言わせぬインパクトを持ち、ここに「マ・マ・マ・マイーシャローナ」というメロディが加わった時、 ロック史に残る名フレーズ が完成する。
ダグ・フィッシャーのコミカルなボーカルも、個性的でありながらとても親しみやすいもので、まさしく 万人向けのキャッチーポップス と呼ぶにふさわしい。
プロデューサーが70年代ポップスの職人 マイク・チャップマン (スウィート、スージー・クアトロ、ブロンディ…etc)というのも妙に納得。

ただし、楽曲の作り自体は思いの他 単調 アホと紙一重 とも言える単純明快さだが、これこそがポップスという 大衆音楽の原点 でもある。
シンプル(単純)な楽曲と すき間だらけのサウンド は、ビートルズ及び60年代ビートポップスそのものだが、ディスコ、AOR、角の取れた産業ポップスなどが全盛だった70年代末のアメリカの人々に、ロックンロールの持つ初期衝動とポップスの楽しさの原点を思い出させた、という意味では それなりに 意義のある事だったとは思う。
ほとんど古さを感じさせない というのも、ゆるぎない事実…だと思う(笑)。

この曲の印象ばかりが鮮烈なため、一般的には「My Sharona」以外の曲はほとんど無視されている、というか それしか知られていない 、というのがこのバンドの 永遠の宿命 であるが、「My Sharona」も収録されている彼ら1stアルバム 「Get The Knack」 はビートポップスの名曲がズラリと並んだ傑作であり、これを聴けば「ナック=My Sharonaだけ」という評価が間違いだという事は イヤでも 分かる筈。
また'98年に発表した「Zoom」もパワー・ポップの隠れた名盤として評価の高い一枚。

このバンドのドラマー(だった) ブルース・ゲーリー は、2006年8月22日、癌によりロサンゼルスの病院で死去。54歳だった。
なお、クレジット等はされていないが、当時のレコーディングで「My Sharona」のドラムを叩いているのはブルースではなく 別のドラマー だったという説もある。

まあそれはそれとして、 何げにギターソロもカッコいい 「My Sharona」」を聴いて、ブルースの冥福を祈りつつ、ロック史上最も偉大な一発屋(と言われている)このバンドを湛えたい。
つーコトで ここ をクリック!
♪まいーまいーまいーまいーやー ワォ!

----追伸
ちなみにぃ~
ナックはこの曲の他にも「Good Girls Don't」や「Baby Talks Dirty」など そこそこ ヒットした曲があり、ハンで押したように「一発屋」と呼ばれるのは ハッキリ言って誤解 です。

本当の 一発屋 っていうのはなあ…
こういうの を言うんだ!(---次回につづく…)





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Last updated  2007.12.31 14:52:43 コメント(4) | コメントを書く
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