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2006.10.24
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カテゴリ: 邦楽
財津君のメロディーセンスは、それまでの日本にはないものだった 。それで、これは今までにない音楽になるぞと判断して、その場でやろうと決めたんです。とにかく日本人離れしていた財津君の洋楽的センス、これにはびっくりしたものです。」
------これは、当時の東芝レコードのディレクターだった新田和長が、まだアマチュアだったチューリップのデモテープを初めて聴いた時の印象を語ったものである。

71年に 財津和夫 、吉田彰、末広信幸、宗田真二の4人で結成されたチューリップが、地元のインディーズからリリースした初めてのシングルが 「私の小さな人生」 だった。
作詞・作曲は財津和夫。
姫野達也 もまだいなかったチューリップの 幻のデビュー曲 である。

洋楽を基盤にした 美しいメロディー、 ビートルズの影響丸出しなコーラス・ワーク は、瑞々しい魅力に溢れており、当時の日本の音楽シーンでは異質なものだったに違いない。

また、チューリップの歌詞といったら 「ベタなラヴソング」 というイメージが強いが、この曲の中に流れる 普遍的な哲学性 や詩的完成度は、今も全く色褪せていない素晴らしいものだ。

財津和夫が二十三歳の時に発表されたこの曲は、多少荒削りながらも、彼のソングライターとしての才能を はっきりと示している

「過信だけだったんでしょう。自分の音楽性こそがこれからの日本の音楽シーンをリードするんだ、と。 そのころの日本は「大国」と言われながら、音楽はかなり遅れてる、と思ってました。どうして日本で、なぜ洋楽のような素晴らしい音楽ができないのか? 演歌に負けてしまうのか? 不思議でね…それなら僕が作ってやろうと思ったんです」-----財津和夫

ビートルズが大好きな青年が、 己の理想と情熱だけを 頼りに歩き出した最初の記録であるこの曲は、チューリップの1stアルバム 「魔法の黄色い靴」 (写真)に収録された。



何がこの手に残ったろう
生まれて死ぬまで 私は何をする
お金をもらって 何に使おう

歩いても歩いても いつも一人だった
人はおかしな男と言うけれど

これからどんなに変わるのか

花のひらく音も人の歌う声も
私には寂しく聴こえてくる
できる事なら 死んでゆくその日まで
歌を歌って生きてゆきたい





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Last updated  2006.10.24 08:43:29 コメント(6) | コメントを書く


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