ボン・ジョヴィの「Livin' On A Prayer」が飛ぶ鳥を落とすがごとく売れていた時期なのだが、そのドサクサ(?)にまぎれてヘンな曲がチャートの上位をウロウロしていた。
「流行? そんなモン知るかよ」と言わんばかりの、泥臭くてストレートなギターサウンド。 ふてぶてしさと人懐っこさが同居したボーカル。 そして、つかみどころのない、だけどなぜか耳に残るメロディ。 それがこの「Keep Your Hands to Yourself」 1987年、全米最高2位。年間チャートでも35位を記録する健闘ぶりを見せた。
この曲を歌ったジョージア・サテライツは、文字通りジョージア州アトランタの出身。 1980年に結成された彼らは、クラブ・サーキットで腕を磨くが、'84年に一度解散する。 だが、彼らの残したデモテープがイギリスのインディー・レーベルに拾われ、'85年にミニ・アルバムとしてリリースされた。 それが思わぬ評判を呼び、バンドは急遽再結成。 翌'86年にメジャーからリリースされた「「Keep Your Hands to Yourself」が、まさかの大ヒットとなった。