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2008.07.02
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テーマ: 洋楽(3637)
カテゴリ: 60年代洋楽

だが、それでも未だに「もしも、ジミヘンがあの時あの若さで死なずに、今も現役で活動していたら?」などと思うことが たま~ にある。

クラプトンのように今も第一線で活躍していただろうか?
21世紀に入ってからも 「歴史上最も偉大な100人のギタリスト」の1位 ('03年、米ローリング・ストーン誌)に選ばれていただろうか?
晩年(?)にはファンク・ロック路線を指向していたジミ・ヘンドリックス。もし今も生きていたなら、ひょっとすると今年の9月あたりに スライ と一緒に来日していたかもしれない(笑)

…なんていうタワゴトはともかくとして、彼の残した曲や演奏が今聴いても 単純にカッコいいなぁ

「Rock Me Baby」は自分が好きなジミヘン・ナンバーのひとつだ。
B・B・キングがオリジナルであるこの曲は、 モンタレー・ポップ・フェスティバル で演奏されたもので、同フェスでジミと同じステージにあがったオーティス・レディングやアニマルズ、ジェファーソン・エアプレインもこの曲をカバーしている。
ただし、ここでのジミのバージョンは、歌詞はともかく曲自体は 彼のオリジナル要素が強く 、後の『Band Of Gypsys』や『Hendrix In The West』(←名盤※)などのライヴ・アルバムでは 「Lover Man」 とタイトルを変えた(歌詞も変えた)オリジナル・ソングとして収録されている。

ここで使っているギターは'65年製、黒のストラトである。
ハードで鋭いリフがカッコいい。
「ガッガッガッ」というその音色は 脳髄を切り刻む かのようだ。
疾走感あるリズム隊の上で、ジミのギターがワイルドに唸る。

情念 が見える。
危険な香りと同時に、どこか エロティック で甘い響きを持っている所がジミたる所以だ。
少しではあるが 「歯弾き」 という視覚的サービスも披露してくれます。


最後の 爆発音 のようなサウンドは後のハード・ロックへとつながっていく。
演奏する喜びと 「皆のド肝を抜いてやろう」 という気迫が、音の塊となった名演だと思う。
嬉しそうなジミの顔とそれを見守る観客達の反応も印象的だ。
ステージを見つめる ジャニス・ジョプリン の表情が微笑ましいなぁ。


この後、 「さあ理想を現実に」 と言ってジミはギターに火をつける。
その瞬間、ロックの歴史が変わった。
だが、「Rock Me Baby」で使っていた黒のストラトはここでは燃やされていない。
最後でファイアーしたサイケ・ペイントのギターは、「Wild Thing」の演奏のみで使われた 見せもの用 だった。
四年間の活動期間の中で、ジミがギターに火をつけたのは公式上 3回 だけである。

右利き用のギターを 逆さま に持って演奏した男、ジミ・ヘンドリックス。
ウッドストックでは、 閑散とした会場 (ほとんどの客は帰ってしまっていた)で「アメリカ国歌」をノイジーに奏でたジミ・ヘンドリックス。
生前最後の公演となったワイト島ライヴでは、 「もうたくさんだ」 とばかりにギターを投げ捨ててステージを降りた男、ジミ・ヘンドリックス。

ひょっとすると彼は、"二十七年間だけ"という約束のもと、神の国からギターを持ってこの世に遊びに来ただけの子供だったのかもしれない。


「Rock Me Baby」を聴くには ここ をクリック!


※ポム・スフレのメインHPではジミ・ヘンドリックスの名盤 『In The West』について 取り上げています。





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Last updated  2008.07.02 06:59:50 コメント(8) | コメントを書く


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