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2008.07.31
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テーマ: 洋楽(3637)
カテゴリ: 70年代洋楽
「求む、エロティックで解放的なミュージシャン」
グラム・ロック ・ムーヴメントの中で売り出されたバンドだった。
ヴォーカルのマイケル・デ・バレスはフランス公爵を父に持つ男で、もともとは演劇を志向していたという。'67年の映画『いつも心に太陽を』ではチョイ役で出演していたりもする。
ミュージカルに出演していた彼は、作曲家アンドリュー・ロイド・ウェッバーの紹介で、EMI傘下のパープル・レコードと契約する。そこは文字通り ディープ・パープル が設立したレーベルだった。
そして上記の広告をうってメンバーをかき集めたデバレスは、シルヴァー・ヘッドとしてデビューする。'72年のことだった。

妖艶な"グラム・ロック・バンド"として売り出された彼らは当時、本国イギリスよりも日本で人気が高かったらしい。1stアルバム『Silverhead』には 「恐るべきシルヴァーヘッド」 なんて邦題をつけられていた(笑
が、R&Bをベースにした楽曲、ツイン・ギターによるストレートなロック・サウンドは、むしろローリング・ストーンズやエアロスミスに近い。
ニューヨーク・ドールズ と比較されることも多く、"西のドールズ、東のシルヴァーヘッド"と言われることもあったようだ。

「Hello New York」は、2ndアルバム『16 And Saveged』('73年、上ジャケット)のオープニングを飾るナンバーである。
作者はマイケル本人。
シングル・カットされて小ヒットも記録した、彼らの代表作だ。

ストレートでいてクールな香りのするビートは、どこか挑発的。
のっけから炸裂するマイケルの 猥雑な歌声 にゾクゾクする。そのエネルギッシュなシャウトはスティーヴ・マリオットにも迫るものだ。
ギターの音はハード&ガレージでこれまた刺激的。T・レックスを粗雑にしたようなリフが、なんだか耳に残る。
ベース・ラインもさりげなくキャッチーですな。
サックスを吹いているのは、元キング・クリムゾンにして後にフォリナーを結成する イアン・マクドナルド だ。そういえばこの人、T・レックスの「Get It On」でも演奏していましたね^^


古臭さもあるにはあるが、ここにつまったエネルギーはそんなものを軽く吹き飛ばしている。
お若いロック・ファンにもぜひぜひ、な一曲です

この後シルバーヘッドは'74年に来日もするが、その直後に あっさり解散
残されたライヴ・アルバム('75年)は日本でのみの発売だった。


マイケル・デ・バレスはその後、元イエスのトニー・ケイと一緒にDETECTIVEを結成。
Led Zeppelinのスワン・レーベルから発売された作品は、マニアックなファンから高い評価を得ている。
また、'85年には Power Station にヴォーカリストとして加入。
ロバート・パーマーの後釜として参加したマイケルは、同年LIve Aidのステージにも立ち、それまでのファンを驚かせた。
近年は役者として活動中のようだ。

アルバム『16 And Saveged』は、シブくてカッコいいR&RがつまったB級風味の名盤。
興味のある方は御一聴のほどを。
つーコトで ここ をクリックだ。
Hello New York!





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Last updated  2008.07.31 12:20:21 コメント(2) | コメントを書く
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