新しい友達

新しい友達

この旅では新しい友達が出来た。
行きの飛行機で隣に座っていて、ホテルも一緒だった、MさんとKさん。
彼女達も女の子二人の卒業旅行だったから、私達とは年齢も構成も一緒で、すぐに仲良くなった。

でも、彼女達には私達と比べて決定的な違いがあった。
それは「周到な予習と計画性」。
彼女達は事前にガイドブックをよく読み、どこに行くかだいたい決めてあったようだった。

それに比べて私達。
私はまだマシな方で、事前にパラパラとガイドブックを見ていたが、相棒のKはほとんど読んでいないようだった。
彼女達が1週間の旅程だったのに対し、私達の旅程は2週間あったというのものんびりしていた原因だったかもしれないが、それにしても何も決めていなかった。

今覚えているのは、ヌメア市内にある「さつまっこ」というラーメン屋さんに行こう、というのだけは決めてあったことくらい。
(それだって旅行中に決めたことかもしれない。)

MさんとKさんは、今日はここへ、明日はここへという感じで予定を話してくれたので、私達もずいぶん参考にさせてもらった。
最初のうちは彼女達のプランを参考に行動していた私達だったけど、そのうち四人一緒に行動するようになった。

きっかけになったのは、多分クエンドビーチへのワンデイトリップ。
ヌメアからバスに乗って少し行くと、地元の人しかいかない綺麗なビーチがあるとガイドブックに載っていた(現在はもっと有名になっているみたい)。
ここに一緒に行かない?と彼女達が誘ってくれた。

ホテルからバスに乗ってヌメアにあるバス乗り換え場へ。
そこからまたバスに乗ってクエンドビーチへ。

アンスバタと違って入り江になっているビーチは、どこかのんびりした雰囲気。
暑い日にじりじりと焼かれながら、海で遊んだり、おしゃべりしたりして一日をすごした。

お昼は隣接したホテルのようなところで食べたかな。もう思い出せない。

一番おかしかったのは、多分昼食の後、そこにあったプールで泳いでみようということになったときのことだ。
そのプールはずいぶん深そうに見えたが、どの程度深いのか、見ただけではわからない。

すると私達の中で一番小柄なKさんが、手すりにつかまりながらスルスルとプールに入ってみた。
「そんなに深くないみたい」
といったその瞬間、彼女の頭がポチャンと沈んだ。
実はやっぱり深かったのだった(笑)。

彼女達とは今でも年賀状をやりとりしている。
今はお互いに子どもがいるし、関東と関西とに離れて住んでいるからなかなか会えないが、そのうちまた集まって、あの時の思い出話で盛り上がりたいなといつも思う。
そうしたら、私は忘れてしまっていた面白い話を、ここにまた書くことが出来るかもしれない。


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