ハンターバレーワイナリーツアー


これは行くしかないでしょ。

朝、ホテルに大型のバンが来て、そこから2時間ほど車に揺られてハンターバレーへ向かった。

ところが私たちが乗り込んだバン、サスペンションが悪いのか、ただ単に古いのか、とにかく揺れる。
一番後ろに座った私たちは、車がゆれる度にピョンピョン飛び跳ねてしまうほどだった。
おしりは痛いし、落ち着かないし。
オマケに道は最悪。
「オーストラリアっぽい風景」の中を走ることを目的としているのかわからないが、とにかくガタガタの道だった。

わぁ!!と驚きながらすわっていたら、隣の外国人の女性と目があって、二人で笑ってしまった。
その後、車がゆれる度に二人で目を合わせて笑っていた。
(そうでもしないと、気分が悪くなりそうだった)

ところでどこでも寝てしまえる我が夫、こんな車内でもうたたねを始めた。
というか、「これはもう寝るしかない」と思ったらしい。
反対にどこでも寝られない私は、相変わらずピョコピョコ飛び跳ねながらハンターバレーに辿りつくのを待った。

ハンターバレーにつく手前で、一度休憩が入った。
どこかのゴルフ場のクラブハウスのようなところで、こちらの名物「デボンシャーティー」を頂いた。
デボンシャーティーとは、イギリス移民時代の名残のようで、お茶とスコーンを一緒に頂くことのようです。
私たちが頂いた時は、スコーンだけじゃなくて、ふわふわコテコテのマフィンなど、いろんなものがお皿の上に盛ってあった。
ここのスイーツは美味しかったな。

そこからさらにしばらく走って、ようやくブドウ畑が見えてきた。
やっとこのピョコピョコ車から開放される、と思ってもなかなかワイナリーに到着しない。
もーーー、まだなのー!!とシビレを切らす頃、ようやく目的地のワイナリーへ。

ワイナリーは建物も庭も雰囲気があって、なかなか素敵なところだった。
到着してすぐテイスティングの開始。
リストが渡され、結構な数のワインを味見していく。
英語は分からないし、だんだん酔っ払ってくるしで、しまいには何がなんだかわからなくなる始末(笑)。
それでもなんとか二人で相談して、赤と白と一本ずつ買って帰ってきた。
このワイン、日本へ帰国してから飲んだけどやっぱり美味しかった。
まぁ普段買っているようなのとは値段がちがうんだから、当たり前だけど。

その後、イタリアンレストランへ移動して昼食。
ここの食事がまた、美味しかった!
前菜からしてみんなに大人気だった。
ただデザートは激甘で、私には食べられなかった。
羊羹なども得意とする本格派甘党の夫は、このデザートも大喜びで食べていた...。

午後はまた別のワイナリーへ。
私たちはもう十分という感じだったので、テイスティングはパスして外の芝生に座って、周囲のぶどう畑を眺めていた。

このとき、ワイナリーの建物の入り口に、クチナシのような花が咲いていた。
入り口近くにいたおじさんに、この花なあに?と聞いたらガーデニアだと言って、花を一つ折って私にくれた。
典型的日本人の私は、この行為だけで「わぁーーー」と感動してしまった。
こういうところは、日本人男性にも是非見習ってもらいたいものである。

さて、シドニーに戻る時間が来た。
帰りはまた、あのガタガタ道を揺られるのか...と覚悟していたら、帰りはずっと高速を走って帰ったので、それほど揺れなかった。
やはり行きは田園風景の中を選んで走っていたようだった。

途中で一度、休憩が入った。
オーストラリアの高速のサービスエリアだ!!と大喜びでバンを降りた。
日本のSAに比べてこじんまりしていたが、ものめずらしく店内をぐるぐる見て回った。
海外へ行くと、こういう何気ないものが面白く感じられる。

こうしてハンターバレーへのツアーは終わった。
あとに残ったのは、ハンターバレーで買ったワイン2本と、とにかく車に揺られた、という思い出だった。


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