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今年の直木賞候補の作品を読みました。
本賞の下町ロケットは古書で購入して先日完読しましたが、
候補のアンダスタンドメイビー上下(島本二理生)とジェノサイド(高野和明)を読み終わりました。
受賞作と候補作の違いを考えながら読みましたが、下町ロケットはメッチャ読みやすくて読後もスッキリしましたが、候補作の2冊は大変疲れました。
アンダスタンド・・・は20代の女性の作だそうですが、幼児期の性虐待のとらうまが主題になっていて正直疲れました。
若い女性の作とはとても思えなかったですし、再読しようとは思いませんネ。
爺っちゃんにはテーマが厳しいです。
直木賞選考委員の宮部みゆきさんの以下の選評がなるほどとうなずける作品でした。
「真摯に丁寧に描かれているからこそ、ヒロイン・黒江のたどる道筋は、創作というより、現実の酷い事象の物語化に留まってしまった感がありました」「この作品で図抜けて凄い創作は、むしろ黒江のお母さんの人間像の方ではないでしょうか。」「主人公の選択を誤ったのではないかという残念な思いが残りました。」
ジェノサイドは半ばSF分類の作品で登場人物が複雑怪奇、また半分はアメリカのイラク戦争をモデルにしているので、筋を追うのがたいへんでした。
場面も時間的に行ったり戻ったりで読みづらかったですが、元々SF大好きの爺っちゃんですから、結論としては楽しめました。
誕生した新種の人類2人の行く末が気になりますネ・・・。
だけどこの作品は直木賞の対象には向いてないと思いました。
宮部選評
「敢闘賞を差し上げたい。完璧な徹夜本でしたし、こんな豪快な大ボラを楽しんだのは、本当に久しぶりのことです。」「この作品のもっとも素晴らしいところは、インターネットによって一瞬に世界と繋がることができるようになった現代社会でも、真に人間同士を結びつけるのは情報ではなく、人と人とが血の通った手を取り合わなくてはいけないのだというメッセージを放っていることです。」
後2作の「オーダーメイド殺人クラブ」「恋しぐれ」は図書館で予約してますので後刻読む予定です。
各選考委員の選評はここをクリックするとリンクしています。
興味のある方はどうぞ。
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今日のお食事
朝、ハムトースト、コーヒー、メロン
昼、卵かけごはん
夕、ごはん、あじの干物焼き