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被災地塩釜の阿部勘酒造店は通好みの酒として評判ですが、創業は享保元年(1716年)と300年近くの歴史をもっています。活性炭濾過をほとんどしないこの蔵の平均精米歩合は51%と平均が吟醸規格で、低温瓶貯蔵。一方で、製麹作業はコンピュータによる温度・湿度管理によって自動化するなど、近代的な設備導入も進めて合理的に割り切れるところは思い切った方策も打っています。特別純米というのは私が一番好きな規格。期待にたがわぬウマサ。津波による浸水はなく、酒蔵・貯蔵酒とも大きな被害がなかったのはなによりでした。追伸:JR仙台駅新幹線上りホームの売店で於茂多加・本醸造を売っていました。一合瓶のかわいらしいヤツ。買って飲んでしまいましたね。時代は変われど、やっぱり列車の中の酒はウマイ!!
2011/11/21
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北アルプスの麓・信州安曇野にある蔵らしい酒名とラベルです。写っているのは槍ヶ岳でしょうね。手前は涸沢カール?この酒は普通酒ですが、「毎日の食卓で旨いと言われる酒を・・」という蔵の方針から、結構力を入れて造っているらしい。日本酒度は+4.5なので、少し辛めの定番酒。燗でも冷やでもいけそう。こちらは「蔵酒」という契約栽培米の「ひとごこち」を原料に造った酒。アルコール分は19.8%で、日本酒度は+7だから、辛くてパンチのある酒をイメージしたが、結構旨味を感じさせて良さ気な雰囲気。疲れているときは、割り水をして燗付けすれば、食事も美味くなるだろう。
2011/12/19
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