今日も何かあたらしいこと

今日も何かあたらしいこと

2008年05月21日
XML
ロシアの男子フィギュアスケートの王者と言われたアレクセイ・ヤグディンの自伝「OVERCOME」~オーバーカム~を読みました

世界選手権で4度も優勝し、ソルトレイクシティ・オリンピックの金メダリストであるヤグディンの自伝。

彼の演技に感動したように、この本にも感動しようという心構えで読んだのですが、あまりにも赤裸々なのに驚きました


才能を認められミーシンコーチに就いたものの、他の選手にかかりきりでかまってもらえず、たまの指導はジャンプばかり。

ようやく自分が見てもらえると思った頃、ミーシンは後輩のプルシェンコに目が行き、長野オリンピックでの失敗で冷たくあしらわれる。

ミーシンと別れてタラソワコーチにつくと決めると、今度はロシアのスケート連盟からも排斥される。

それ以降、国際試合では勝てても、ロシア国内では連敗が続く…という、彼のスケート人生は屈辱続きの物語だったのです。

自分との戦い、ライバルや怪我との戦いだけでなく、それ以前にこういうドロドロな問題を乗り越えないといけないのか


タラソワコーチはそんな彼をお母さんのように支え、高い芸術性も合わせて「ウィンター」のような素晴らしい演技が完成するのですね。



暖かい母性…タラソワのもとで安定していく、というのも、彼の人間性の一面をあらわしているのかな。


コーチの問題、スケート連盟の思惑というのが、選手にとって大きいことは、つい最近の日本でもあったこと。

でも、あのヤグディンでさえ、最初からチャンピオンだったわけではなく、あらゆる困難に自分で打ち勝ってきたので、

それは「OVERCOME」というこの表題が示すとおりです。



オーバーカム






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008年05月21日 11時39分26秒 コメントを書く
[フィギュアスケートの部屋] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: