超ポジティブ生活

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その4




教育委員会の担当者からの電話で一番頭にきた言葉を書くのを忘れていた。
「先日の体験入学での様子から考えると、普通学級に入ったらどうなるか目に見えてるでしょう?」と言われたのだ。
私は「なんてヤツだ!!」と切れそうになったが、何も言い返せなかった。(情けない)(ToT) 
確かに体験入学の体育の授業でさぁちゃんはみんなと一緒に行動できなかった。私もそれを見てちょっと心配だった。
そのときだけ例の担当者が見に来ていたのだ。

でも、目に見えてるとはどういうことだ!あんたは超能力者かい?子供は日々成長するんだよ。誰にも予測はつかない。いい加減で失礼な事いうんじゃないよ!!
と今だったら言えるかも知れない。でもその時はあとでクヨクヨと考え込んでしまった。
辛かったねぇ。担当者は心にグサグサと突き刺さるような言葉を次々に投げかけ、せっかく決めた普通学級への意思を潰しにかかってきた。このときくじけそうになった。この重圧から逃れたくて「やっぱり心障にします」と何度か言いそうになった。
でもなんとか頑張って電話では意思を貫く事ができた。

「受け入れにあたり就学予定の小学校の校長先生と受け入れ体制などについて話し合いをしないといけないので来週の月曜日にご都合のいい日を教えてください。その日は一日おりますので。」と言われて電話は終わった。

とりあえずホッしたけどその「話し合い」が何を話し合うためのものなのか分からなかった。実際に会って今日のような事をいわれたら、すぐにくじけてしまうかもしれない。すごく不安だった。
絶対に一人では無理だと思った。
主人に頼んで一緒に行ける日を考えた。主人はその時仕事がとても忙しく土日の休みさえもとれないような状態だったので、なんとか都合のつく土曜日の午前中にしようと決めた。

もう二度と話したくない相手だったが仕方ないので、月曜日になってやっとの思いで電話をかけた。本当にやっとの思いでかけたのだ。それなのに「今日は出張にいっております」とのこと。
「今日は一日中いるから電話を下さいと言われたんですけど」
というと少し待たされた。「担当者でないと分かりませんのでまた明日にでも電話を下さい」と言われ電話は切れた。かけるのに相当な勇気がいったのに、いないなんて。力がまた抜けた。

約束したのに。それも相手がその日を指定したのに。急に入った出張か以前から予定されていたものか知らないけど、電話が来るって分かってんだったら誰かに引き継ぎをしとくべきじゃないのかな?
バカにされてんのかな?またまたこの担当者に対する怒りがこみあげてきた。

結局次の日に電話がかかってきた。
「昨日はすみませんでした。出張が入ってたもので...」といいわけがましいことを言ってきた。私の中ではすっかり信じられない人になっていたので「はぁ、電話したんですけどねぇ」と言って聞き流した。
希望の日にちを告げて、電話を切った。

いよいよ話し合いだ!!前向きに進みますように。願わずにはいられなかった。でも何を話し合う必要があるの?という疑問が頭から離れなかった。






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