東方見雲録

東方見雲録

2003.02.07
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カテゴリ: 2003
今日の東京は春の陽気であった。

私の職場では、西日を避けるため午後になると西側のブラインドを降ろすのが慣例となっている。
ズーズーしい私はこれに異議申し立てをした。
私の席が北西に位置にあり、空調からも遠い。
冬になると足元が寒く、50過ぎた身にはこたえ始めたからだ。

今日は私よりのブラインド1面だけ下げないであった。
おかげで久しぶりの「光の春」を味わった。

光の春。これは石原良純氏がキャスターをつとめるTVの天気予報で紹介していた言葉だ。ロシアで春の日差しをこう表現するらしい。あまりにも私にとって心地よい言葉であった。

出雲から東京に出てきて驚いたことのひとつに冬の陽の違いにあった。

ロシアの人も同じ思いを、春を焦がれ「光の春」と表現せずにはいられなかったのだろう。

アパート暮らしのころ、窓越しの陽の暖かみに、読んでいた新聞を布団にそのまままどろむこともあった。

出勤時、団地の花壇では、水仙が霜柱でほぐされた土から確かな芽を天空に向け突き出していた。

水仙や 土の布団に 陽の団居(曇華)






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