東方見雲録

東方見雲録

2003.02.18
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カテゴリ: 2003
​それは不思議な状景であった。

昨夕、不覚にもメガネをを壊し、近くの眼鏡屋さんに出かけたときのことだ。
閑静とまではいかないが、程よい静けさのある夕闇せまる住宅街。
むこうからもの寂しげな、そして懐かしいメロディー。オルゴール音で奏でる唱歌「月の砂漠」である。

何事かとその方面を見ると、その発生源は路上販売車らしい。
野菜、魚、それとも花屋かと想像をかきたてられる。
近づいてみると、灯油の路上販売である。主婦数人が赤いポリタンクを下げて順番をまっている。
今でも、灯油ストーブ根強い人気なんだと感心するとともに、この商売のうまさにもっと驚いた。
寒い季節、ものかなしげな音色、メロディーに寒さがいや増す。そこに灯油のふれこみ。

「何で月の砂漠ですか?」
「サアー、会社に聞いてみてください」と店員。

はっきりせぬまま、目的の眼鏡屋のあるスーパーに入ると、いたるところに「売りつくし」のぶらさがり広告。そして子供向けフロアーでは「一年生になったら」の歌声が流れている。
ここでは春の足音ならぬ春の歌声でいっぱいだ。

ところで春の足音って、どんなん?
2022.04.22.イメージ画像追加





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Last updated  2022.04.22 14:40:48
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