東方見雲録

東方見雲録

2003.03.10
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カテゴリ: 2003
​朝、駅前で袴姿の若い女性が一人立っていた。
その姿を見ると、いよいよ卒業シーズンに入ったのかとの思いで、懐かしさと気ぜわしさが入り交ざる。

卒業式前後の解放感は社会人になってからは味わえない、貴重な余白であった。懐かしい。

卒業式の歌「仰げば尊し」の最初のほうのフレーズはでるのだが、後が続かない。卒業式にむけ何度も練習させられたはずだが、今はおぼろ。

夜、ネットで全歌詞を確認。

仰げば尊し

仰げば尊し我が師の恩
教えの庭にも はや幾年(いくとせ)
思えばいと疾(と)し この年月(としつき)


互いに睦みし 日頃の恩
別るる後にも やよ忘るな
身を立て名をあげ やよ励めよ
今こそ別れめ いざさらば

朝夕なれにし学びの窓
蛍のともしび つむ白雪(しらゆき)
忘るるまぞなき ゆく年月
今こそ別れめ いざさらば

作詞・作曲:不詳(スコットランド民謡)
著作権:不詳(曲・詞)
明治十七年



この歌、教師への尊敬を強要するとか、立身出世的考えがよくないとかの意見で、卒業式で採用されなかったり、第二節を省かれたりと受難の歌でもあるようだ。

お仕事も、週明け初日。
年度末とあって、年度替りの事務が入り乱れ、年末と違った気ぜわしさ。
卒業というふうな、新たな区切りの解放感はない。先取り、後回しの思惑判断が交錯する。体よく言えば、プライオリティーによる決断が求められる。ゆえに、この時期はある意味でおもしろさもあるが、わずらわしさも伴う。


私にとって仕事上では関係なし、卒業と割りきりたいところだが、割り切れない。解放感に浸れない何かがある。
遣り残し、無念さ、意地みたいなものもあろう。
それ以上に、突き動かしているのは、自分に様々な興味、体験をさせてくれた、環境・施設・風景への恩なのかもしれない。

プラザの片隅に1株のミツマタが植えられている。教材用に誰かが植えたのだろうか。
むき出しの幾何学的な樹形と、その枝先につける柔らかな黄花、不思議な木。それがミツマタだと教えられたときの新鮮な感動。今でも覚えている。
「竹と紙」の文化を考えるシリーズ講習会のきっかけを作ってくれた木である。

昨日、子供達と思い出の木の近くを通った。
変わらずにあった。ユズリハの茂みの脇にひっそりとあった。
そして、花はおぼろに咲き始めていた。

参考サイト
http://home.att.ne.jp/sky/nakayamatsu/ys608.htm
http://www.e-yakusou.com/sou/sou343.htm
2022.04.25.イメージ画像追加
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Last updated  2022.04.25 18:21:15
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Re:きになる花・ミツマタ(3/10)  
hibagon2  さん
ミツマタの木は田舎の川べりに沢山ありました。<br>花は黄色と白色もあった様な記憶があります。<br>香りも忘れかけていますがほんのり香っていました。<br>この木で思い出すのは、Y型を利用して手作りの<br>ゴム鉄砲を作り、スズメを良く打っていました。<br>なかなか当たりませんが・・・・<br>それと枯れかけてくると、Yのところを裂いて仲に<br>白い虫が入っています。(栗虫のような)<br>その虫で渓流釣り(イワナ)を良く釣っていました。<br>子供時代を思い出す木の一つです。 (2003.03.11 17:28:10)

Re:きになる花・ミツマタ(3/10)  
飛鳥1128  さん
いつも励ましのお言葉ありがとうございます。<br>PaPiさんの歯切れよく教養のある日記には、いつも心休まる気持ちにさせていただいています。ありがとう。 (2003.03.12 00:49:46)

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