東方見雲録

東方見雲録

2003.07.01
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カテゴリ: 2003
公園の林縁に一風変わった大型草の一塊があった。
葉には刺のような大きな切れ込み、すくっと立ち上がった穂状の花。
どう見ても日本の植物とは思われない。単体だと日本の風景に馴染みそうにないが、公園の大木群の中ではあっている。大木に寄り添うようにあるとなかなかいける。

その異郷情緒あるの花の名はアカンサス・モリス。
名の由来は、「刺のある」という意味からきているらしい。

花言葉に芸術、技巧があるように、西洋の文様の基本モチーフとなった植物。

葉は羽状に裂け、縁に鋭い鋸歯があって、一見アザミの葉に似ている。このアカンサスの葉のもつ優美な曲面と複雑で変化に富む輪郭線がギリシアのコリント建築の飾り模様として使われて以来、西洋では今日までさまざまにデザイン化されてきている。

アカンサス・モリスの「モリス」は近代デザインの父といわれるウィリアム・モリスの「モリス」と同一かと思ったが、スペルが違っていた。

Akanthus mollisにWilliam Morris



常緑の照り葉に秘められた生命力、おおらかな優美さ、文様の意気を感じてみたいアカンサスである。

今日から今年の後半戦。
6月の晦日には夏越の祓えの神事(?)が行われる。
水元では茅の輪の材料としてマコモが用いられる。
輪の芯にするには、荻がいいらしい。

耕作体験の畑の脇に荻があるが、これがすごい繁殖力である。
昔の人はこの生命力あふれる勢いにあやかり、葉を剣に見立て、暑い夏を乗り切り、年の後半戦に臨もうとしたのかもしれない。

折り返し点、スタートだ。

今日のおすすめサイト
アカンサス
ウキペディア情報:​ こちら
http://www.floral21.com/story/acanthus_s.html
文様



こちら
http://www.aglance.org/pic1/st005.html
http://ohto555.hp.infoseek.co.jp/shizue/shizueindex.html
夏越の祓え
茅の輪くぐり
http://www.hi-ho.ne.jp/kyoto/nagosi.html
http://homepage1.nifty.com/aya_hp/2003day/06gatu/06_minazuki.html
2022.06.05イメージ画像等追加





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Last updated  2022.06.05 09:29:34
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