東方見雲録

東方見雲録

2003.07.17
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カテゴリ: 2003
水元に花菖蒲の株分けに行く。

三宅村から花苗を分けていただいたお礼として、水元の花菖蒲の苗を株分けして差し上げることに。

少量だったことから、一人で実施する。
管理事務所の理解・協力があり、作業・発送とも無事終了。

水元の花菖蒲の株分け作業は、専門業者の方の手で、毎年実施される。

花菖蒲は数年経つと株は大きくはなるが、密集し過ぎて勢いがなくなり、花つきが悪くなる。
株の中心部が衰弱してくる。株のドーナツ化現象だ。

そこで、株を若返らせるため、株分けするのである。

まちづくりでも似たようなことをしている。


この株分け作業、大変な手間仕事。
今日も10人以上の作業体制。花が終わった7月初旬から作業開始し、今日まで。そろそろ最終段階の模様。
代かきも終えられていて、あとは植え付けを待つのみ。

この植え替えにより、大量の花菖蒲が発生する。
以前だと花菖蒲田が少なく、余剰株の貰い手があったが、ここ最近は年々減っている感じがする。
今年もかなりの量が廃棄されることになりそう。

数年前のことだが、この余剰株を使って地域交流してはどうかと提案したことがあった。

休耕田脇に花菖蒲を!と。

公共機関からの申し出、大株のままでの自費運搬、などを前提に貰い受けること可能なはず。

今年の交渉期限は残すところわずかですが、楽天仲間で花菖蒲を栽培してみたい方、上記の条件なら入手可と思われます。

あなたも花菖蒲交流、いかがでしょう?



花菖蒲雑感

梅雨時、凛とした姿に色鮮やか花をつけるハナショウブ。アヤメ科の植物で、日本で改良された世界に誇りうる純国産の園芸植物です。学名はIris ensata,Thunb.var.hortensis,Makino et Nemoto.

<江戸園芸の花・花菖蒲>
ハナショウブが親しまれるようになったのは、江戸時代以降です。それまでは同じアヤメの仲間のカキツバタが主流で、尾形光琳の「燕子花図屏風」の傑作や、万葉集、伊勢物語などにこの花を詠んだ名歌が残されています。
その理由は、生育地に深い関係がありました。カキツバタは、当時の文化の中心、近畿圏にも自生する身近な花でしたが、ハナショウブの原種となったノハナショウブは、中部以北に自生しており、都人には広まりませんでした。その後、カキツバタが自生する水湿地は開発され、文化の中心も移りました。

今日では、全国各地に花菖蒲園ができ、季節の花として広く親しまれています。また、アメリカから里帰りした花も出現するなど、国際化しています。ちなみに当相談所のある水元公園にも花菖蒲園があり、規模は都内最大です。

<虹の花・花菖蒲>
ハナショウブは宿根草で毎年株を大きくしながら花をつけます。しかし、4年目以降は株に衰えが出始め、株分けによる更新が必要となります。ここで鉢栽培の例を紹介します。
株分けは、花期直後の梅雨期に限ります。手順は次のようです。①葉を3分の1に切りつめ、根の土を落とし、子株に平均的に根がつくように根茎(芋状のもの)を切り分けます②畑土とピートモス半々程度の土を入れた9センチポットに仮植後、浅い腰水で管理し、根づかせます③8月に15センチ鉢に本植えします。
管理は秋の施肥が重要で、8月下旬から10月下旬にかけて月1回、油粕の親指大のものを鉢に2個与え、養分を蓄積させます。冬と春は油粕を少量施す程度で十分です。なるべく日当たりのよい場所に置き、乾燥させないよう注意しましょう。
ハナショウブは、交配も容易で、自分だけの新品種も可能な植物です。開花直後、雌しべに花粉をつま楊枝などで押し込み、自家交配させれば、1株からでも育種できます。
全国で余剰となった株を活用した地域交流、町おこしも考えられます。休耕地を利用して花の名所を作る、水田脇に数条の花の路を作るなど。これらの花や稲露が梅雨空を晴らす郷土の輝きと人々には映るやもしれません。
学名irisは虹の意だといいます。
(1998.6都道府県展望・いきいきライフ趣味の園芸)

ネット拾い読み;水田に花菖蒲  こちら








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