東方見雲録

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2022.09.25
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カテゴリ: 教育



家族の介護や世話を担う子ども「ヤングケアラー」の早期支援につなげるため、民間団体が横浜市鶴見区の市立小中学校の教職員向けにアンケートを実施したところ、ヤングケアラーとみられる児童生徒に気付いたことがあると回答した教職員が小学校で4割、中学校で6割に上った。15日に鶴見区内で開かれた報告会で発表された。【園部仁史】

 アンケートは、ケアマネジャーや精神保健福祉士でつくる「つるみヤングケアラーラボ」が、鶴見区内の市立小中学校31校(小学22校、中学9校)を対象に今春に実施。小学校の409人、中学校の167人の計576人から回答を得た。政府は抽出した児童生徒に対する実態調査を実施しているが、教職員向けアンケートは珍しく、全国でも4例目という。

きっかけは「児童生徒の話から」最多

 結果では、ヤングケアラーとみられる児童生徒に気付いたことがある教職員は、小学校171人(41・8%)、中学校103人(61・7%)。気づいたきっかけは小中学校の教職員とも「児童生徒の話から」が最も多く、「欠席」「遅刻」「忘れ物」「宿題をしてこない」など“非言語のサイン”も多くを占めた。

 ただ、このうちヤングケアラーとなった理由について「知っている」と回答したのは小学校100人、中学校42人にとどまり、把握の難しさも浮き彫りになった。

 知っていると回答した教職員のうち、その理由は小中学校とも「きょうだいのケア」が最多で、「家族の病気・障害」「親の仕事が多忙」などが続いた。「保護者のネグレクト」「日本語が話せない外国籍の両親の世話」などの回答もあった。

 報告会には専門家や教職員、地元住民らが参加。鶴見区内の小学校長からは「児童自身もお手伝いと介護の境界線を認識できてないケースもあり、判断が難しいケースがある」などの意見が出た。教職員が児童生徒への異変を察知しても、家庭への踏み込みをためらってしまうこともあるという。

 ヤングケアラーラボの西迫愛共同代表は「家庭の問題ではなく、社会の問題との意識が大切。今回のアンケートを通し、子どもと接する機会が多い教職員の方々が異変を察知するための一助になれば」と話した。





ヤングケアラーについて 厚生労働省  こちら





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Last updated  2023.04.05 18:02:38
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