東方見雲録

東方見雲録

2022.12.06
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カテゴリ: ランドスケープ
「忌森」とは暴風雨から家を守るため、屋敷の周りを囲むように作られた森を指します。椎の木ばかりとは限らず、伊藤左千夫が詠んだ歌によれば、左千夫の生家には椎の他に楠があり、小説「分家」の忌森には松も出てきます。「忌森」の言葉の由来は新学社文庫版「野菊の墓」にあるので引用します。「忌(斎)むは神に対してけがれを避けて慎む意味。森とは本来、神事を営んだ木立のこと。」

伊藤左千夫の小説「落穂」には、作者が帰省したときの様子が描かれており、次のような記述があります。「新兵衛の大きな茅ぶきの母屋がまる出しになっていた。椎や楠やのごもごもとした森がことごとく切られて、家がはだかになってるのであった。この土地の風習はどんな小さな家でも、一軒の家となれば、かならず多少の森が家のまわりになければならないのだ。」とあります(同じ千葉県でも矢切ではなく成東ですが)。この小説から伊藤左千夫の故郷では、かつて当然のように家々に忌森があり、大正時代に入る頃には減少していたことが分かります。
引用サイト:教えてgoo こちら


庚申塚や地蔵が祭られ、昔のたたずまいが残る「野菊の墓」の舞台付近=千葉県松戸市下矢切で2022年10月7日、山本直撮影 © 毎日新聞 提供
引用サイト: こちら





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Last updated  2023.02.24 20:49:53
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