東方見雲録

東方見雲録

2023.04.18
XML
カテゴリ: デジタル
量子コンピュータネイティブ誕生
北野:これから量子コンピュータは、どのように社会へ溶け込んでいきますか。
大関:量子社会や未来社会の恩恵に、僕らはソフトウェア的にあずかれるはずです。いま日常生活を送っているうえで、スマホで「すごく複雑なことをやっているけど誰も気づかない」のと同じでみんな何も感じない。それこそ、小中高で「情報」の授業が始まったり、試験になったりしていますが、そのなかで「量子コンピュータというものがあります」と普通の顔をして現れるんだろうと思っていて。むしろ、お子さんのほうが「お父さん、そんなことも知らないの?」みたく普通に使う感じになるのでは。

北野:新しい世代は「量子コンピュータネイティブ」な感じになる。

大関:僕もそうですが、コンピュータは原理を知らないでそのまま使っています。プログラミングだって「こう書けば、こう動くよ」としか教わっていなくて「なぜ?」と言わないじゃないですか。量子コンピュータもそうやって始まると思うんです。

僕は「量子コンピュータの使い方講座」みたいなのをやるんですが、絶対に原理を教えないんですよ。どうでもいいから。教え方の順番って本当に難しい。原理を教えちゃうとつまんないですよ。「いまから手品をやります、手品の種はこうです」と言うわけじゃないですか(笑)。

本当は逆で。量子コンピュータを触ると「こんな結果が出てきます」ということだけ教えるんですね。最近では高校生がゲームをつくり始めました。ゲームって、ガチャゲーもそうですけど、結局は「乱数」なんです。操作しているときに突然、敵が現れて、倒すと経験値がもらえて喜ぶ。彼らは量子コンピュータを「触れることができる乱数」と解釈したみたいで、プレイさせてもらったら、これが面白いんだ。

北野:まさにネイティブ世代。

大関:世界が変わるということは、認識が変わるんですよ。変えようと思って変わるものでもなくて、気づいたら変わっている。それを体感できる時代に来たんだなと思います。



こちら





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2023.04.18 09:00:09
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: