東方見雲録

東方見雲録

2023.11.22
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カテゴリ: ものづくり


© 東洋経済オンライン


現在、電気自動車(EV)やハイブリッド車のリチウムイオン電池では、イオンを移動させる媒体に可燃性の電解液が使われている。
これに対し、全固体の電池は固体電解質を電解液の代わりに使う。エネルギー密度や安全性、耐久性が飛躍的に高まるとされ、EV普及のカギになると言われる。

村田製作所やTDKなどの電子部品メーカーはすでに全固体電池の量産体制に入っているが、これらは小容量の「酸化物系」で、容量は数十ミリアンペアの小型ボタン電池程度。マクセルや日立造船は大容量が可能な「硫化物系」でそれぞれ200ミリアンペア時、5000ミリアンペア時(5アンペア時)の全固体電池を開発するが、これも医療機器向けなどが中心だ。

これに対し、EV向けの全固体電池は30~40アンペア時以上の容量が想定される。世界の自動車メーカーは全固体電池の開発にしのぎを削るが、研究開発で先行しているのはトヨタだ。

トヨタは6月、10分以下の急速充電時間で航続距離が現在の2.4倍になる全固体電池搭載のEV(約1200km走行可能)を2027年にも投入する目標を明らかにしている。
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出光は30年以上前から研究を進め、粒子の表面の形状などから柔らかいのに伝導度が高い(イオンの移動が速い)という特徴を持つ固体電解質の開発に成功した。これがトヨタの求めていた密着性などが高く、体積変化に柔軟な固体電解質の特徴に合致した。



ただ、出光は一朝一夕にこの固体電解質にたどり着いたわけではない。

「開発の発端は、リファイナリー(製油所)から出てくる硫化水素にどうやってお金をつけて付加価値を上げるかということだった。われわれとしては機能性樹脂の品ぞろえを広げたいという思いで開発をスタートさせた」

こう話すのは、出光興産リチウム電池材料部の山本徳行主幹部員だ。山本氏は出光興産の石油化学部門を経て2008年から一貫してリチウム電池の開発を主導してきた。

出光は1970年代のオイルショックを経て、世界中で石油資源の枯渇が叫ばれる中、代替エネルギーや素材開発を本格化する。1981年には研究所で「クンロク(96)検討会」が発足し、15年後の1996年を見据えた新規事業を模索する。機能性樹脂の開発もその一環だった。

引用サイト:東洋経済オンライン   こちら





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Last updated  2023.11.22 07:00:14
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