東方見雲録

東方見雲録

2023.11.25
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カテゴリ: 政経
米中、日中首脳会談後の中国側の反応に違いがあった。中国国営メディア及び外交部のウェブサイトでは、バイデン大統領との会談を「会晤(フイウ)」と表現し、岸田首相との会談を「会見(フイジエン)」と、位置付けの差別化をしている。前者は厳粛で重要な面会に用いるが、後者は重要度が少々軽い印象を与える記述なのだ。

では、なぜこうした「差」が生じたのか。もちろん、会談時間が4時間超と1時間余の違いはある。しかし、日中首脳会談の中国側出席者が共産党序列5位の蔡奇政治局常務委員、閣僚3人(その中の王毅氏は政治局員・外交部長)であり、日本側は閣僚級の秋葉NSS局長唯一人であった。同時期、同地に西村康稔経済産業相と上川陽子外相がアジア太平洋協力会議(APEC)、インド太平洋経済枠組み(IPEF)閣僚会合出席のため滞在していたのだ。人選ミスだと感じたのは筆者だけではあるまい。

このように総括すると、中国側がなぜ対日、対米間に「差」を付けたのか理解できよう。習近平指導部は、実は国内の厳しい経済情勢からも一歩踏み込んだ対日関係の改善を望んでいた可能性が捨てきれない。岸田氏はビッグチャンスを逃がしたのか。
・・・・
日中首脳会談出席者は以下の通り。
中国側:日本側に向かって右から(6)藍仏安(ラン・フォーアン)財政部長、(4)江金権(ジャン・ジンチュエン)共産党中央政策研究室主任、(2)蔡奇(ツァイ・チー)共産党政治局常務委員・中央書記処書記(党序列5位)、(1)習近平(シー・ジンピン)国家主席(共産党総書記・序列1位)、(3)王毅(ワン・イ―)中央外事工作委員会弁公室主任・外交部長、(5)鄭柵潔(ジェン・シャンジェ)国家発展改革委員会主任、(7)王文濤(ワン・ウェンタオ)商務部長、(8)馬朝旭(マー・ジャオシュー)外交部副部長(注:数字は席次順=プロトコルオーダーを表す)。

© 現代ビジネス
日本側:中国側に向かって左から(6)鯰博行外務省アジア大洋州局長、(7)大鶴哲也首相事務秘書官、(3)秋葉剛男国家安全保障局(NSS)局長、(1)岸田文雄首相、(2)村井英樹官房副長官、(4)嶋田隆首相首席秘書官、(5)船越健裕外務審議官(政務)、(8)太田学外務省アジア大洋州局中国・モンゴル第一課長(同様に数字は席次順)。
引用サイト: こちら





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Last updated  2023.11.25 07:48:56
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