東方見雲録

東方見雲録

2023.12.08
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カテゴリ: 郷土



島根県邑南町口羽地域唯一の食料品店「JAしまね口羽店」(邑南町下口羽)が、閉店の危機を乗り越え8日に新装開店する。長く店を切り盛りしてきた栗原達也さん(63)は、親族が店を引き継いだことで今後も裏方として携わる。「地域の商店を無くすわけにはいかない」と気持ち新たに開店準備に関わる。

 口羽店は元々JA直営店だったが、2009年から業務委託の形で栗原さんと妻の良穂さん(62)が運営。日曜と正月三が日以外は営業し、地域住民のよりどころとして約15年間、二人三脚で歩んできた。

 しかし、人口減少や電気代高騰に伴う収入の減少、自身の高齢化により運営は年々厳しくなった。今年5月、大口の取引先への納入がなくなったことから、JAしまねに年内での契約解除を申し出た。

 その後、後継が見つからないことから、10月には閉店話が浮上。口羽店がなくなれば、住民の最寄りの店は約10キロ離れた同町阿須那や三次市作木町になる。高齢者からの「今後どこで買い物をすれば」という声に後ろ髪を引かれていた。

 救世主となったのが、栗原さんの義理の弟で、地域で石材店などを経営する浅原資(たすく)さん(60)。店を運営する栗原さんを長年見てきて「地域に必要な店だ」と新たな店主に名乗り出た。口羽店の継続が決まり、栗原さんは「本当に?という驚きしかなかった」と振り返る。

 浅原さんの子どもたちも運営に乗り気で、継続を機に店の改装を提案。若者も訪れるよう、菓子や冷凍食品を増やしたほか、出入り口に高齢者用のスロープを設置するなど工夫した。

 栗原夫妻は、愛着のある店を支援したいと店番などに携わる。栗原さんは「店が存続してありがたい。できる範囲で応援していきたい」とし、良穂さんは「ほっとした。若い人にも来てもらえる地域の商店でありたい」とほほ笑んだ。

 新店舗は平日のみで、午前9時~午後6時に営業する。


引用サイト:山陰中央新報   こちら





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Last updated  2023.12.08 08:00:10
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