東方見雲録

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2024.07.12
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カテゴリ: 郷土




 島根県内の竹林面積は2022年度が1万1110ヘクタールで、02年度から約1400ヘクタール増加した。林野庁の統計によると、22年3月末時点で最多の鹿児島県(2万ヘクタール)や福岡県(1万5千ヘクタール)などに続き、全国で5番目に多い。

 竹林の多くはモウソウチクで、籠やざるの材料などになってきたがプラスチック製品の普及により、使われなくなった。竹は生え過ぎると日光を遮って他の植物を枯らしてしまうほか、根が浅いため土砂災害を引き起こす恐れが高まるという。浜田市旭町でも伸びた竹が車道に倒れるなど、厄介者とされている。

 メンマの商品化は岡村工務店(浜田市旭町丸原)の拝上理恵取締役(56)が2月、広島県安芸高田市の住民団体が開いた勉強会に参加したのをきっかけに考えついた。

 流通する原料は麻竹(まちく)で、9割以上は中国や台湾からの輸入品。勉強会ではモウソウチクでも比較的柔らかいうちに塩漬けすれば加工できると分かった。

 5月に市内の大学生や地元の高校生らの協力を得て、地権者の許可を取って1メートル50センチ程度に育ったタケノコを40本収穫。持ち帰って工務店の作業場で全長約10センチに切ってゆでた後、藻塩や市販の食塩を入れ、1カ月ほどたるに漬けた。現在も17キロ分を塩漬けにしており、今後商品化を検討するという。

 岡村工務店はキクラゲを商品化し、販売中。拝上取締役はメンマとキクラゲを合わせたおつまみなど、構想を膨らませている。タケノコ採りでは若い世代の協力を得ることができ、「世代を問わずいろいろな人を巻き込んで地域づくりにつなげたい」と話す。

(宮廻裕樹)
引用サイト:山陰中央新報   こちら


放置竹林でご当地メンマ おいしく食べて里山整備 ノウハウ共有広がる




 農家らが持ち込んだ1~2メートルの若い竹を1キロ60円で買い取り、ゆでて塩漬けにする。しゃきしゃきした食感が売りの福岡・糸島産は、ご当地メンマの先進例だ。直売所やラーメン店に卸す日高栄治さん(76)はプロジェクトの会長を務め「竹の利用価値が上がれば、竹林整備も進む」と意義を強調する。

 タケノコは地面を掘って収穫するが、メンマ用は春に伸び始めた若い竹を切るため「収穫の手間はそれほどかからない」と日高さん。プロジェクトには今、23都府県の46団体が参加する。

 竹は民具などに加工されてきたが近年は需要が減り、荒れた竹林は地域の課題となっている。林野庁の最新統計では全国の竹林面積は16万ヘクタールを超えて増加傾向だ。竹が生えすぎると日光を遮り他の植物が枯れる。竹の根は浅く、土砂災害を引き起こす恐れが高まる。

 一方、流通するメンマの9割以上は中国などの輸入品だ。日本にはあまり生えない「麻竹(まちく)」が材料だが、日本のモウソウチクや真竹でも節を除くといった工夫をして、メンマになることが知られ始めた。

 宮崎県延岡市の新興企業「LOCAL BAMBOO(ローカルバンブー)」の「延岡メンマ」は、全日本空輸国際線のファーストクラス機内食に採用された。江原太郎社長(32)らが伐採したり、地元農協から買い取ったりした竹を使い、延岡産の唐辛子とみそでピリ辛の味に仕上げた。「トーストやパスタ、アイスクリームと合わせてもおいしい」(江原さん)と自信作だ。

 「おにぎりに合う」メンマを4月に発売したのは、熊本県多良木町の悠久農園。コメと一緒に毎日食べてもらおうと梅とゆずみその二つの味を用意した。

 天竜川川下りの船頭だった長野県飯田市の曽根原宗夫さん(58)は、うっそうと茂る竹とごみが渓谷の景観を乱していたことから整備を始めた。ボランティアらと竹を刈り、地元の漬物店で味付けや包装をしてもらう。塩漬けした後、さいころ状に切ってまぜ込んだドレッシングも販売する。

 曽根原さんは「急斜面に生えた竹を伐採するには人手が必要だ。地域を巻き込めば竹林は宝の山になる」と話している。

引用サイト:山陰中央新報   こちら

放置竹林問題(竹害)って、何が問題なの?

問題1:土砂災害を引き起こす危険性がある

たけのこ栽培のために植えられる孟宗竹の竹林は、放置するとどんどん広がっていくという特徴を持っています。

それは、根を浅くはるという特徴です。

木は根を深くはるため、雨が降っても土をしっかりと支えますが、竹の根は横に広がり、深さは30cmほどしかありません。そのため、雨が降ると竹林ごと斜面を滑り落ちる危険があります。

竹の繁殖力の高さと根を浅くはるという特徴が重なると、山の広い範囲で土砂災害を引き起こす危険があります。
これが放置竹林の大きな問題の一つです。

問題2:竹が倒れる危険性がある

さらに問題解決に向けて、県内各地で連携した取り組みもはじまっています。
その一つが「竹やぶ会議」。
農家やNPO、地元の企業などが集まり、竹林整備の講習会を開催したり、切った後の竹の活用法を考えたりしています。
たとえば、3m未満の竹はメンマに加工されています。さらに、畑に混ぜると土壌改良に役立つ竹チップや竹炭なども作られています。

地域と企業が連携する取り組みも!

更に調査を進めたところ、宮城県以外でも面白い取り組みを行っているところがありました。
場所は 鹿児島県の薩摩川内市(さつませんだいし)。
薩摩川内市はたけのこの一大産地ですが、伐採した竹の活用が問題になっていました。
困った住民が相談したのが、地元の製紙工場です。

相談を受けた工場は、竹を使った「竹紙」を開発。およそ10年前に生産を始めました。
引用サイト: こちら


現在の日本の竹林のほとんどは、自生した竹林ではなく、人間の手によってつくられた竹林です。管理不足によって竹林が荒れて、雑草のごとく増殖してしまう現象は「竹害(ちくがい)」と呼ばれていますが、実際に、何が害となるのでしょうか。

それは、竹の繁殖力が非常に強く、広葉樹林をじわじわと浸食するというするという事実です。山は本来、ブナやナラ、クヌギといった広葉樹が深く根を張ることで山全体を守り、また良質なミネラルを含む水が蓄えられます。竹には栄養が少なく、竹自身の中に水を貯めるのだとか。竹の根はせいぜい50cmくらいの表層にしか地下茎を張らないため、山の保水力が低下します。

そして竹がぐんぐん成長することで、太陽光が周囲の雑木に届かなくなり、枯らしてしまいます。こうして雑木林は、竹藪に変わっていくのです。里山全体の植生が変わるだけでなく、根の浅い竹の地下茎によって地盤が弱くなることで、土砂崩れなどのリスクが発生するのだそう。

また、人里近い放置竹林がイノシシなど野生動物の住処になると、畑が荒らされてしまいます。例えば熊本県での農業被害は、年間5億円以上にもなるのだとか(令和元年度 野生鳥獣による農作物被害調査結果より)。こうした農業被害は、あまり知られていないかもしれません。

そして、耕作放棄地が地理的条件に恵まれないことが多いのと同じように、放置竹林は急斜面や軽トラックで入れないなどの場所にあることが多く、管理をするのに肉体的な負担がかかるという現実もあります。

竹を枯らすには、タケノコを含め、毎年全ての竹を伐採するという連年皆伐(全伐)式が昔から行われていますが、枯れるまでに早くても数年かかり、何年も続けなくてはいけないこと、そして全てを枯らせる前に中断すると、数年もすればまた竹林に戻ってしまうことから、かなり重労働であるといえそうです。

根が強く、コンクリートさえも突き破る成長力を持つとされる竹。竹林整備が追いつかない上に、1970年頃からはタケノコの輸入も増加。放置竹林は増加するばかりで竹林拡大の対策が進んでいない、というのが現状のようです。

引用サイト: こちら

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Last updated  2025.06.29 07:12:05
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