東方見雲録

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2024.12.14
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カテゴリ: 宙(そら)学入門
追記
スペースワン、カイロス2号機の飛行中断について原因究明結果を報告  250901



2024年12月18日に打ち上げられたカイロス2号機は、発射約3分7秒後に自律的な飛行中断措置が行われ、初号機に続いてペイロードの軌道投入には至りませんでした。

当日中に開催された説明会では、発射約1分20秒後に1段目ノズルの駆動制御(※)で異常が発生し、ノズルの角度が通常の状態よりも大きかったことと、その約1分後に1段目から分離・点火した2段目の飛行経路が西側へと逸れていき、計画飛行経路の限界線を越えたために飛行中断措置が行われたことが考えられると発表されていました。

※…燃焼ガスを噴き出すノズルの向きを変えて飛行方向を制御するための機能。

1段目ノズルの角度を検知する機能に異常発生
今回開催された説明会では、カイロス2号機の飛行中断原因究明の結果が報告されました。スペースワンによると、原因は1段目ノズルの舵角(ノズルの傾きの大きさ)を検知するセンサーからの誤った信号による事象であることが判明したということです。

飛行中のカイロスの姿勢は、燃焼ガスが通過するノズルの舵角で制御されています。ノズルには2本の電動アクチュエータが90度の間隔で取り付けられており、2本の動きを組み合わせることで舵角を上下左右に変更します。アクチュエータには対となるリファレンスロッドという部品がノズルの反対側に1本ずつ取り付けられていて、このリファレンスロッドの伸縮量をもとに実際の偏向角を検知することで、舵角を目的の角度にセットできる仕組みです。

スペースワンによると、カイロス2号機は発射1分26.2秒後、1段目ノズルのリファレンスロッドの片方(図中の「1軸」側)で伸縮量の値が急変する異常が発生。実際にはノズルはそのように動いていなかったものの、1段目のシステム(姿勢制御コントローラー)はノズルが急に偏向して舵角が付いたと認識してしまいます。



こうしてカイロス2号機は1段目の飛行中にスピン状態に陥ってしまい、1段目の分離後に飛行を開始した2号機でも姿勢を立て直すことができなかったため、前述の通り発射3分7秒後(2段目の点火から45秒後)に経路を逸脱したと判断した自律飛行安全システムによって、機体が破壊されるに至ったと説明されています。

原因究明結果を受けて、スペースワンは1段目の姿勢制御に関わるセンサーの設計を一部見直し、3号機では対策を施したセンサーを搭載。信頼度を高めるため、ハーネス(配線の束)についても末端の処理や固定位置の追加・変更などの対策を行うとしています。

加えて、2段目と3段目の姿勢制御系機器についても1段目と同様の対策を行うとともに、開発・製造データの確認や組み立て・点検工程の確認といった総点検を実施していると述べられています。

カイロス3号機のペイロードも明らかに 打ち上げ時期は後日公表
なお、カイロス3号機にはペイロードとして、以下の人工衛星4機が搭載されることも発表されました。打ち上げ時期は改めて公表するということです。

株式会社アークエッジ・スペースの超小型衛星「AETS-1」
株式会社Space Cubicsの超小型衛星「SC-Sat1a」
テラスペース株式会社の70kg級超小型衛星「TATARA-1R」
広尾学園中学校・高等学校の超小型衛星「HErO(Hiroo Engineering for Orbit)」
引用サイト: こちら

18日午前10時より ライブ配信サイト こちら


 スペースワンが強みとしてあげるのは、ロケットの「使いやすさ」だ。

 開発したカイロスは、日本の主力ロケット「H3」の3分の1から4分の1の大きさで重さ23トンと軽い。固体燃料ロケットのため部品点数が少なく、低コスト。直前に燃料を注入する液体燃料ロケットと異なり、すぐ点火できる状態でいくつも保管できるメリットがある。

 この特徴を生かし、契約から発射までの準備期間を通常の半分の1年以内と掲げる。人工衛星の受け渡しから最短4日での打ち上げも可能とうたう。
引用サイト: こちら

仏像やサンタクロースも きょう発射のカイロスロケットが運ぶもの こちら

ロケット発射は天候との闘い カイロスきょう打ち上げ、強風の影響は


 氷結層を機体が通過すると、落雷が起きて搭載機器が損傷することもある。強風を受けると、横からの力に弱い細長いロケットが壊れる恐れもある。

カイロス2号機の打ち上げ延期の理由を説明する、スペースワンの阿部耕三・執行役員=2024年12月14日午後0時57分、和歌山県串本町、小玉重隆撮影
© 朝日新聞社

「カイロス」2号機、三度目の正直で18日午前11時に打ち上げへ…上空の強風で中止続く
宇宙関連の新興企業「スペースワン」(東京)は16日、小型固体燃料ロケット「カイロス」2号機(全長18メートル)を18日午前11時に打ち上げると発表した。
引用サイト: こちら


15日、本日の打ち上げ、中止。次回打ち上げ、12月18日で調整中、天候如何 
記者会見 動画   こちら






【速報】ロケット「カイロス」2号機 再打ち上げは「15日午前11時から」で正式決定 こちら

ロケット「カイロス2号機」打ち上げ延期 発射30分前に「強風」で中止 会場からは大きなため息
こちら

ライブ配信サイト こちら

スペースワン株式会社は2024年12月12日付で、和歌山県のスペースポート紀伊から打ち上げられる同社の「カイロス(KAIROS)」ロケット2号機の打ち上げ予定日時を発表しました。

同社によると、カイロス2号機の打ち上げ予定日はすでに発表されている通り2024年12月14日で、打ち上げ予定時刻は11時0分0秒です。打ち上げ時間帯は11時0分0秒~11時20分0秒となるため、打ち上げ時刻はこの範囲内で再設定される可能性があります。また、打ち上げ予備期間は2024年12月15日~2024年12月27日です。


【▲ 参考画像:スペースポート紀伊で日本時間2024年3月13日11時1分に発射された「カイロス」初号機。テレビ和歌山のライブ配信から(Credit: テレビ和歌山/スペースポート紀伊周辺地域協議会)】
© sorae


【▲ 「カイロス」2号機に搭載されるペイロードの概要。スペースワンが2024年8月に開催した記者会見の配布資料から引用(Credit: スペースワン)】
© sorae


【▲ スペースワンの「カイロス」ロケット2号機に搭載されるペイロード。テラスペース株式会社の「TATARA-1」と、超小型衛星を収めた放出機構が写っている(Credit: スペースワン)】
© sorae


引用サイト: こちら

関連サイト:カイロスロケット打上げ応援サイト こちら

関連日記:2024.03.12の日記   こちら
関連日記:2024.03.09の日記   こちら
・・・・
関連日記:2025.02.11の日記  和歌山 串本 ロケットの町   こちら





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Last updated  2026.08.13 06:16:28
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