東方見雲録

東方見雲録

2024.12.17
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カテゴリ: デジタル
――AIの能力は人間を超えるか。

 「一人の人間は20億~25億秒程度しか生きられない。その時間では、インターネット全体の情報を学ぶことはできない。1000個のAIがあれば、それぞれが別の情報を学習し、共有することで、すべてを学ぶことができる。チャットGPTは人間の何千倍もの知識を持っている」

――チャットGPTの公開から2年ほどがたった。AIの進化をどうみているか。

 「(チャットGPTの公開は)間違いなく大きなマイルストーンだった。グーグルでも似たような技術を開発していたが、公開されなかった。マイクロソフトもかつて対話型AIを公開したが、ヘイトスピーチを発信し始めたため、非公開となった。

 だが、オープンAIは、少ない量の学習でAIの行動が調整できることを示した。この数年でAIの進化が速くなっていることに間違いはない。だれもが予想しなかった。かつては、人間を超える能力を持った知能が登場するのは、50年、100年先だと思っていたが、今では50%以上の確率で20年以内に、人間と同等かそれ以上に賢いAIが生まれるだろう。早ければ5年後かもしれない」
・・・・
――トランプ次期大統領の下、AI開発はどう進むか。

 「安全に開発するのが困難になると思う。トランプ氏はAI企業に対し、自分たちが望むルールを作ることを認める姿勢を示している。彼に資金を提供すれば、容認されるということで、規制が売り物のようになっている。その結果、気候変動を止めることやAIを安全に開発することは難しくなるだろう。側近のマスク氏も自らがAI開発企業を率いており、トランプ氏に安全規制を撤廃するよう助言するのではないか」

中国が米国を超える可能性は


 「10年以内に米国を追い越す可能性は高いだろう。米国は関連技術のアクセスを制限することで、中国の開発を遅らせようとしているが、数年間の遅延をもたらすだけだ。その結果、中国国内に独自の市場が生まれ、自力で技術を作る方法を学ぶと思う。米国よりも多くの資金を投入し、人材も育成するだろう。技術の開発は長い目でみれば、民主的な制度が強い国が成功する傾向にあるが、トランプ氏の再選でその基盤を失いつつある」

――日本の開発の現状をどうみるか。

 「1980年代初頭、日本は世界のリーダーだった。当時の米国人は日本を恐れていた。日本の産業システムの方が米国より優れているのではないかと考えていた。なぜかわからないが、現実にはならなかった。だが、日本に優れた研究者がいることは間違いない。日本は高齢者が多い。敬意を持って高齢者の世話をするロボットには需要があるはずだ。ロボットは日本が優位性を発揮できる分野の一つではないかと思う」

(カナダ・トロント 小林泰裕)
引用サイト: こちら

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関連サイト:「AI事業者ガイドライン(第1.0版)」 経産省   こちら



関連サイト:テキスト生成AI利活用におけるリスクへの対策ガイドブック  デジタル省   こちら
関連サイト:AI利活用ガイドライン  総務省   こちら
関連サイト:AI戦略 こちら
関連サイト:生成AIの利用について  文科省   こちら
関連サイト:AIガイドライン、「人間中心」など10原則を年内決定方針…  読売新聞   こちら




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Last updated  2024.12.17 09:00:12
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