東方見雲録

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2024.12.28
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カテゴリ: 政経
王毅氏の早期来日で日中外相一致、関係進展につなげる方向性確認…EEZ内のブイ設置発覚など影落とす


 「幅広い内容について大変率直かつ突っ込んだやり取りができた」

 岩屋氏は会談後、記者団にこう振り返った。昼食会を含めた会談は当初予定よりも1時間長く行われた。「ハイレベル人的・文化交流対話」を含め、日中間で突っ込んだ意見交換が行われたのも、日本の対中感情と中国の対日感情がともに悪化の一途をたどり、両国関係改善の足かせになっていたためだ。12月に発表された日中共同世論調査では、中国側で日本の印象が「良くない」と回答した人が87%に上り、急激に悪化した。

 日本側が今回、中国人のビザ(査証)緩和を発表したのは、中国政府が日本人に対する短期の訪中ビザ免除措置を再開したことへの答礼の意味合いもあるが、双方の人的交流を活発化させ、相互理解を増進させる思惑もあったためだ。王氏も同対話の席上、「近年、両国民の互いに対する好感度が低いことを重視しなければならない」と述べた。

 日本側はこれまで、敏感な日中関係を日中韓3か国の枠組みを使って動かそうとしてきたが、韓国の政情が不安定化する中、2国間で関係改善を図る方向に傾いている。中国側が対日接近姿勢を強めていることも追い風で、外交儀礼上は王氏が今回、来日する番だったが、岩屋氏は自ら先に訪中のカードを切った。

 日中両政府は今回、王氏の来年早期の来日で一致しており、来年中の李強(リーチャン)首相の来日につなげる構想を日本側は描く。首脳外交を活発化させれば、日中間の懸案を中国の最高指導部に打ち込みやすくなるとの期待が背景にある。
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岩屋氏は記者団に不満を漏らした。昨年7月以降、日本周辺で相次いで中国のブイが見つかっており、日本側は撤去を求めているが、中国側は応じていない。中国は現状変更の試みを緩めておらず、日本政府内では「抱えている問題が多すぎ、関係が改善しているとは言えない」(外務省幹部)との見方が強い。
引用サイト: こちら





【12月26日 Xinhua News】中国の王毅(おう・き)共産党中央政治局委員・外交部長は25日、訪中した日本の岩屋毅外相と北京で会談した。

 王氏は次のように述べた。先月、習近平(しゅう・きんぺい)主席と石破茂首相がペルーの首都リマで会談し、双方は中日間の四つの政治文書で確立された原則と方向に従い、中日の戦略的互恵関係を全面的に推進し、新時代の要請にかなった建設的で安定した中日関係を構築することで合意し、双方の今後の努力方向を明確にした。中国と日本は近隣国で、両国関係は2国間関係を超えた意義を持つ。中日関係が安定すれば、アジアは一段と安定する。アジアが安定すれば、世界で一段と重要な役割を果たすことができる。日本が中国と共に歴史をかがみとし、初心を忘れず、妨害を排除し、共通認識を凝集し、戦略的互恵関係の正しい位置付けを堅持し、「互いに協力パートナーとなり、脅威とならない」という重要な共通認識を厳守し、共に中日関係を正しい軌道に沿って健全かつ安定的に前進、発展させることを希望する。

 王氏は中日関係推進の今後の取り組みについて六つの意見を提起した。第一に、戦略的認識を調整する。日本が時代の潮流に順応し、中国の発展に客観的、好意的に向き合い、積極的対中政策を実行することを希望する。第二に、双方の相互信頼を守る。中日間の四つの政治文書を厳守し、中日関係の根幹が損なわれたり、動揺することのないよう確実に保証する。日本は歴史や台湾など重大、敏感な問題で約束を守るべきである。第三に、意思疎通と対話を強化する。各レベル、各チャンネルの交流を続け、互いの理解と信頼を増進する。第四に、協力ウィンウィンを堅持する。新興分野の協力の可能性を深く掘り起こし、グローバルな産業チェーン・サプライチェーン(供給網)の安定と、公平で開放的な貿易・投資環境を共同で守る。第五に、人的・文化交流を強化し、中日友好の社会民意基盤を強固にする。第六に、対立や意見の相違を適切に処理し、意見の相違で両国関係を定義したり、両国関係を人質にするのを回避する。

 岩屋氏は次のように表明した。両国の指導者はペルー・リマでの会談で双方の努力の方向を明示した。日本は中国との相互信頼、協調・協力を増進し、2国間関係における前向きな議事日程を増やし、未解決問題を減らし、意見の相違を適切に管理・コントロールし、日中の戦略的互恵関係を全面的に推進し、建設的で安定した日中関係を築いていきたい。日本は「日中共同声明」の原則を厳守し、台湾問題に対する中国の立場を尊重し、理解する。日本は歴史問題で引き続き「村山談話」の明確な立場を堅持し、深い反省と心からのおわびを表明する。日中は実務協力の潜在力が極めて大きく、より多くの目に見える成果を共同で打ち出し、両国民により一層の恩恵をもたらすことを希望する。中国の日本国民に対するビザ免除措置に感謝する。日本はビザ政策を一段と緩和し、双方の人の行き来を利便化する。日中関係の改善は両国にとって戦略的チャンスであり、アジアひいては世界にとって重要な意義がある。日本は中国と共に手を携えて前進し、共に地域の平和と繁栄を促進したい。

 福島放射能汚染水の海洋放出問題で王氏は中国の反対の立場を改めて表明し、日本は国際的な義務と中国に対する約束を果たし、長期的な国際モニタリングメカニズムを構築し、中国が独自にサンプルを採取し、検査することを認めるべきだと強調した。

 双方はまた、共に関心を寄せる国際問題、地域問題について意見交換した
引用サイト: こちら

歴史問題
岩屋毅外相「日本は一時期国策を誤った」、歴史問題で発言=中国ネット「異例」「誠意見せた」 こちら
岩屋氏、中国の発表「正確ではない」 日中会談で歴史問題めぐる発言 こちら

EEZ内ブイ設置
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Last updated  2024.12.28 06:00:09
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