東方見雲録

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2025.05.15
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カテゴリ: ものづくり



関連サイト:再生二期作 こちら

2023年10月、農研機構が注目すべき技術を発表した。それが「にじのきらめき」の再生二期作だ。

再生二期作(図1)とは、収穫後の切株から発生するひこばえを栽培・収穫する二期作のこと。通常の二期作で必要とされる二期作目の育苗や移植が不要なので生産コストの削減が期待できるうえ、適切な管理を行うことで二期作目の収穫をプラス分として増収を見込むことができる。

農研機構九州沖縄農業研究センターは、水稲の再生二期作を継続して研究している。2020年には、2017年と2018年の栽培試験に基づく研究成果「温暖化条件下で威力を発揮する水稲の再生能力を活かした米の飛躍的多収生産技術」として、多収系統の再生二期作栽培により極めて高い収量が得られることを発表している。

今回発表した技術はその続編にあたる。前回の試験は特別に仕立てた多収品種で行われたが、今回の試験は主食用として開発され、広く販売されている「にじのきらめき」で行われ、社会実装に一歩近付いた印象を受ける。

関連サイト:にじのきらめき  農研  こちら
にじのきらめき
高温耐性と収量性に優れた「コシヒカリ」熟期の中生品種です。イネ縞葉枯病に対して抵抗性を持ち、短稈で耐倒伏性に優れ、栽培は容易です。「コシヒカリ」に比べて15%程度多収で、高温条件でも品質は良好で食味にも優れています。大粒で業務用としての利用が期待されます。


1.育成地(新潟県上越市)での出穂期は「コシヒカリ」とほぼ同じで、成熟期は「コシヒカリ」より4日から5日程度遅くなります。
2.稈長は「コシヒカリ」よりもかなり短く、穂長、穂数ともに「コシヒカリ」とほぼ同等です。
3.育成地での玄米収量は「コシヒカリ」に比べて標肥栽培で15%程度、多肥栽培で30%弱多収です。千粒重は「コシヒカリ」よりも2g程度重くなります。
4.玄米外観品質 は「コシヒカリ」より明らかに優れ、食味は「コシヒカリ」と同等です。
5.耐倒伏性は強で、穂発芽性は難、葉いもち圃場抵抗性は中、穂いもち圃場抵抗性はやや強、縞葉枯病には抵抗性、白葉枯病抵抗性はやや弱、高温耐性はやや強です。

栽培適地
「コシヒカリ」の栽培が可能な東北南部、北陸から関東以西の広範囲





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Last updated  2025.07.14 17:47:27
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