東方見雲録

東方見雲録

2025.08.05
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カテゴリ: ランドスケープ


意匠図案説明  小泉八雲による「普門院の怪談」の舞台になり、文学史跡に指定されている普門院を描く。
開設場所    〒690-0886 島根県松江市母衣町180-15
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普門院







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普門院・観月庵庭園















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関連サイト:普門院(観月庵)   こちら
観月庵(かんげつあん)」。享和元年(1801年)に建てられた細川三斎流の茶室で、第7代藩主であり、茶人として「不昧流」をたてた松平不昧公もたびたび訪れたといわれています。また、明治時代この松江で暮らしていた小泉八雲も、ここでお茶の手ほどきを受けたことがあるそうです。

庵のにじり口を入ると、二畳隅炉と四畳半が組み合わさった本席が。東側には天井まで開いた大きな窓があり、腰なし障子2枚が建っています。不昧公は、床前に座し、障子を開けたこの窓から東の空に昇る月を眺めるのが好きだったとか。また、庭には池があり、その池に映り込んだ“もう一つの名月”を望むことも。不自然なほど大きな窓だからこそ、月と庭が醸し出す情緒をより深い味わいで感じることができるというわけなのです。音もなく昇る月、月明かりに照らされた庭、耳に優しく響く葉音や虫の声……。

小泉八雲の著作『怪談』に登場する「小豆とぎ橋」
普門院の近くには、その昔「小豆とぎ橋」という橋がありました。この橋には、夜な夜な女の幽霊が現れ、橋の下で小豆を洗っているという言い伝えがあり、この場所で謡曲「杜若(かきつばた)」を謡いながら歩くとよくないことが起きるので、決して謡ってはならないとされていたそうです。

ある日、この世に恐ろしいものなどないという豪胆な侍が、「そんなばかなことがあるか」と「杜若」を大声で謡いながら橋を通ったのです。「ほら、何も起こらないではないか」と笑い飛ばしつつ侍が家の門まで帰り着くと、すらりとした美しい女に出会いました。女は侍に箱を差し出し、「主からの贈り物です」と告げるとパッと消えました。いぶかしく思った侍が箱を開いてみると、中には血だらけになった幼い子どもの生首が! 仰天した侍が家へ入ると、そこには頭をもぎ取られた我が子の体が横たわっていたのでした……。
・・・・
背筋が凍るような怪談ですよね。今はもう「小豆とぎ橋」はないので幽霊が現れることはないと思いますが、松江城を取り囲むように流れる堀川を遊覧船に乗って巡ると、この普門院橋をくぐった先の川土手で、ふいに女の幽霊のレリーフが現れるとか。本当かどうかは遊覧船に乗ってみてのお楽しみ。
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関連サイト:松江に伝わる怪談の舞台   こちら
関連サイト:門前の橋には妖怪小豆とぎの伝説がある   こちら
関連サイト:杜若の謡[かきつばたのうたい]   こちら
この民話を小泉八雲は、怪談として
著書の中で紹介している。

橋に棲んでいることを暗示している。

(「小豆とぎとぎ」(鳥取県)、
「才津川の小豆とぎ」(秋田県、田沢湖)を参照されたい)

橋は、この世とあの世との境であり、
あの世への入口として、妖怪変化がうようよ棲息する、

(「妖怪の民俗学」宮田登、岩波書店刊、1985年)。

そんな妖しい空間に潜んでいるのが、
小豆とぎの妖怪である。
彼(彼女)は、謡曲「杜若」の音を聞き分けられる耳を持ち、
生首を侍に届けさせる端女[はしため]を
使い奴[やっこ]として従え、自由に操っている化物だ。
橋を通る人が杜若の謡曲を口ずさむと、
怒ってたたりを与える。

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「幽霊の足跡」
「山門」は、堀尾河内守の下屋敷の門にして、現在地に移転する時、普門院の山門としたものであります。いつの頃からか天井に足跡が浮かび上がり、幽霊の足跡として、巷間のうわさとなっています。(最近では手形の方が目立ってきました。)

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関連サイト:天井に「幽霊の足跡」   こちら
住職の谷村常順さんによると、足跡がいつからあるのかは定かではないが、谷村さんが子どもだった1970年頃には既にあったという。谷村さんは「昔は(足跡が)三つ、四つはあったが今は消えてしまった」と話した。

 手形について、谷村さんは「手形は私が子どもの頃にはなかったと思う」と首をかしげた。谷村さんの亡くなった祖母によると約30年前、テレビの撮影隊が怪談特集で足跡を取り上げようと夜中に寺院を訪れたことがあった。現場からタレントが生中継をする内容だったが、撮影後しばらくして、いつの間にか門に手形があることに気付いたという。

関連日記:2023.08.01の日記  八雲 追体験   こちら
関連日記:2024.10.31の日記 八雲 面影   こちら





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Last updated  2025.08.05 09:00:07
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