東方見雲録

東方見雲録

2025.10.12
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カテゴリ: 政経


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「高市トレード」とは、高市氏の政策スタンスを手がかりに、為替・株式・債券が連動して動く市場の反応を指す。 典型的な形は、円安・株高・債券安(長期金利上昇)の3点セットだ。
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高市氏の政策スタンスが変化すれば、市場の反応も変わるため、実は明確なルールや数値基準はない。「アベノミクス相場」などと同様に、市場参加者が高市氏の政策スタンスを手がかりに相場を語る際の略称的な表現として使われているにすぎない。

 そのため、時期や状況によっては円高や株安など、異なる反応を含めて語られる場合もある。つまり「高市トレード」という言葉自体が円安・株高・債券安を意味するのではなく、市場心理を映す柔軟な概念といえる。
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6日の東京外国為替市場では円が約2カ月ぶりの安値となる150円台に下落した。日経平均など主要株価指数は史上最高値を更新し、景気刺激的な政策への期待が株式相場を支えた。

 一方で、債券市場では財政拡張への思惑が強まり、超長期国債に売り圧力がかかった。短期金利との差が広がり、利回り曲線(イールドカーブ)がより急になる「金利スティープ化」が進んだ。スワップ市場が織り込む10月利上げ確率は5割強から2割程度に急低下している。
こちら ​




引用サイト:smbcnikko   こちら






日本海新聞 1009

関連サイト:「高市トレード」は早くも終わってしまうのか こちら
「この株高は日本版TACOトレードだ。その心は”Takaichi Always Challenges Officials.”(高市はいつも官僚を目の敵にする)!」

良くも悪くも、市場は「総裁選は小泉進次郎氏が勝つ」と折り込んでいた。特に財務省は、小泉選対の事務局長を同省出身の加藤勝信大臣が引き受けるなど、省を挙げて小泉陣営を支えてきた。

この1年、少数与党の石破政権は予算編成のたびに野党との調整を求められ、財政支出拡大を余儀なくされてきた。ここで高支持率政権を誕生させ、できれば連立工作もアシストして安定政権を誕生させたい、との思いがあったことは想像にかたくない。
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サプライズはあったが「楕円の理論」は健在だった総裁選
筆者は前回の拙稿で、「自民党総裁選は前回も前々回も、党員票で1位になった候補者が決選投票で敗れている。(中略)3回続けて同じことが起きたら、さすがに『どうなってるんだ?』との声があがるだろう」と心配していたのだが、どうやら杞憂に終わったようだ。自民党総裁選という「出し物」は、今後も同様なスタイルで続けられることだろう。

自由民主党は、来月15日にはなんと結党70周年を迎える。1955年に2つの保守政党が合流して誕生したのだが、ひとつは吉田茂や池田勇人、佐藤栄作らを擁する自由党、もう一方は鳩山一郎や岸信介が率いる日本民主党。前者は経済重視、軽武装を良しとするハト派で、後者は安全保障重視、自主憲法制定を求めるタカ派であった。

この2つの源流が相互に競い合い、片方が行き詰まると相手側にバトンタッチする、自民党はそうやって長期政権を維持してきた。かつて大平正芳首相はこれを「楕円の理論」と呼び、自民党は楕円のように2つの焦点を持つから強いのだと喝破したものだ。今回も岸田文雄、石破茂という「左」の政権が2代続いたから、そろそろ「右」に戻そうかというバランス感覚が働いたことになる。今回の選挙結果は確かに「サプライズ」ではあったが、見方を換えればいかにも自民党らしい柔軟な決定だったと言えるだろう。
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高市氏が「総理になれない総裁」になってしまう可能性も
自民党総裁選の後に、「総総分離」(総理大臣と自民党総裁が別人である状態)が起きるのは毎度のことである。ただし過去最長は1991年、海部俊樹首相から宮澤喜一首相に代わったときの9日間である。今回はそれを大幅に上回ることになりそうだ。仮に10月21日にすんなり首班指名が決まったとしても、17日間の「総総分離」となる。

臨時国会の召集がさらに後ろにずれ込むと、10月26日からのASEAN関連会議(マレーシア)、10月31日からのAPEC首脳会議(韓国・慶州で開催)に新首相の出席が間に合うのか、という問題も生じかねない。いや、それ以上に、10月27日からはあのトランプ大統領が訪日する予定なのだ。

アメリカ市場でも株高は続いている。景気後退に入る前に利下げが始まった、ということでこちらは金融相場の様相を呈している。先日、著名なFedウォッチャーである鈴木敏之氏に教えてもらったのだが、最近のアメリカでは「TACOトレード」に対し、”Trump Always Chickens Out.”「トランプはいつも最後は腰砕けになる」という本来の意味ではなく、”Take Actions Complete Operations”「(トランプ流はハチャメチャに見えるけど)、ちゃんと成果を上げているじゃないか」というポジティブな評価が生じつつあるのだそうだ。

さて、日米2つのTACOトレードはいったいどこまで続くのか。個人的には、だんだん「高い位置」が怖く感じられるようになってきた昨今である……、と、ここで脱稿したのだが、10日の夕方になって「公明党の斉藤鉄夫代表が、自民党の高市総裁に連立離脱の方針を伝えた」の報が飛び込んできた。これは一大事。ひょっとすると高市氏は、「総理になれない総裁」になってしまうかもしれない。

関連日記:2024.10.02の日記  石破トレード   こちら





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Last updated  2025.10.12 17:43:42
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