東方見雲録

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2025.11.27
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カテゴリ: 文化

ドローンで撮影した久代家住宅。手前が長屋門、その奥が主屋=2025年9月9日午前11時33分、鳥取県日南町霞、日南町提供
© 朝日新聞社

 国の文化審議会は21日、鳥取県日南町霞の「久代(くしろ)家住宅主屋(おもや)」と、主屋の北に位置する「久代家住宅長屋門」の2件を、国登録有形文化財(建造物)に登録するよう文部科学相に答申した。登録されれば町内では3、4件目となる。
 日南町教育委員会によると、霞地区は18世紀には宿場が置かれたことがあるなど交通の要衝。久代家は日野郡の大庄屋、中庄屋などを歴任した家柄で、江戸期には製鉄事業、大正から昭和初期には酒造業に関わっていたらしい。戦前までは地域の地主的な立場だったと考えられる。現在の所有者は30代目に当たるという。
 今回の建物は、主屋が木造一部2階建て延べ床面積約321平方メートル。その北側にある長屋門は木造平屋建て約118平方メートル。主屋の1階には約15部屋、2階には2部屋があり、建築年代は不明だが構造技法などから江戸末期から明治初期と推定される。
 さらに、残っていた墨書から、1821(文政4)年よりも古い建築資材が転用されている可能性もあるという。軀体(くたい)を成す柱や梁(はり)などは建設当初のものが残っていると考えられるが、現代にかけて増築や改築が重ねられた。
 長屋門は、敷地に入るための門でもあるが、和室2部屋がある。ほか馬屋、物置などがあり、明治初期~後期の建築らしい。主屋とつなぐ、床下から引き出す仕組みの珍しい引き出し廊下が一部残っている。
 地域の代表的な豪農層の居宅の風格を残しているところが評価された。大勢の来客があったことが想像できるという。
 所有者は現在県外に住み、町内の一般社団法人がコンサート会場やギャラリーなどとして活用している。(奥平真也)
引用サイト:朝日新聞  ​ こちら ​



日本海新聞 1122

関連サイト:文化庁答申   こちら

関連サイト:心の縁でつなぐ新しい継承のカタチ〜鳥取日南町の元大庄屋長屋改修計画   こちら
関連サイト:プロジェクト名:鳥取日南町の元大庄屋長屋改修計画   こちら





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Last updated  2025.11.27 08:00:05
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