東方見雲録

東方見雲録

2026.02.26
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カテゴリ: 郷土




関連サイト:2.26事件 一般社団法人仏心会 西田税 こちら

最後によめる歌八首
限りある命たむけて人と世の
幸を祈らむ吾がこゝろかも
あはれ如何に身は滅ぶとも丈夫の
魂は照らさむ万代までも
国つ内国つ外みな日頃吾が
指させし如となりつゝあるはや
はゝそはの母が心は腸を断つ

ちゝのみの父らまち給ふ風きよき
勝田ヶ丘のおくつき所
うからはらから世の人々の涙もて
送らるゝ吾は幸児なりけり
君と吾と身は二つなりしかれども
魂は一つのものにぞありける
吾妹子よ涙払ひてゆけよかし
君が心に吾はすむものを
 昭和十二年八月十七日
  残れる紙片に書きつけ贈る



関連サイト:北一輝とは何した人? その思想をわかりやすく。なぜ青年将校は熱狂したか【二・二六事件まで解説】 こちら

彼の名前は、特に1936年の「二・二六事件」の理論的指導者として知られています。
軍事クーデターによる国家の根本的な改造(昭和維新)を理論的に構想しました。
思想の原点は、故郷・佐渡での経験と、母から受け継いだ日蓮宗の信仰にあります。
特に日蓮宗の「立正安国(国を正す)」という教えが、彼の国家観に強く影響を与えました。
若くして『国体論及び純正社会主義』を書き上げ、当時の絶対的な天皇観を批判しています。

国内での弾圧後、中国へ渡り辛亥革命に参加し、革命家の宋教仁と深く交流します。
この体験を経て、日本で国家改造の設計図ともいえる『日本改造法案大綱』を執筆しました。
その内容は、天皇の大権による憲法停止や、財閥解体、私有財産の制限など、非常に急進的なものでした。
当時の政治腐敗や農村の貧困に絶望していた青年将校たちが、この思想に強く共鳴します。
こうして『日本改造法案大綱』は、彼らの「昭和維新」運動における聖典のようになっていきました。
二・二六事件の後、北は直接の計画に関与していませんでしたが、思想的な「黒幕」として逮捕されます。
民間人ながら特設軍法会議にかけられ、死刑判決を受け、処刑されました。
北に実子はおらず、中国の革命家の遺児「北大輝」を養子に迎え、最期に法華経を託しています。

ちょっと寄り道:勝田ヶ丘のおくつき所  旧制鳥取県立米子中学校、鳥取県立米子東高等学校の同窓会 勝田ヶ丘同窓会   こちら
ちょっと寄り道:勝田ヶ丘のおくつき所  勝田ケ丘志学館   こちら





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Last updated  2026.02.26 11:03:53
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