東方見雲録

東方見雲録

2026.04.10
XML
カテゴリ: まちづくり



関連サイト:演奏家も絶賛、元農協運営のホール存続を 住民ら利用増に苦心 鳥取  朝日新聞 2025年10月11日   こちら
40年前に誕生し、音響効果が高く評価されながら、老朽化で4年前に閉鎖された鳥取県琴浦町の文化施設「カウベルホール」。その存続を求めて、地元住民たちが利用者を増やそうとイベント開催などの取り組みを続けている。町はホールを存続させるかどうかを今年度中に判断する方針という。

 「町民にとって、ここはひのき舞台。子どもの頃は『いつかカウベルで演奏するぞ』とあこがれていた」。静まりかえった446席のホールを壇上から見渡しながら、町出身の四門(よつかど)隆さん(73)が懐かしそうに話した。今年度、試験的にホールの運営に当たっているNPO法人「カウベル文化振興会」の理事長を務める。

 カウベルホールは昭和の終わりに近い1985年、東伯町農協(現JA鳥取中央)が開館させた。田園地帯にあり、農協が建設・運営する音楽ホールという珍しさで知られた。

 とりわけホールの音響効果の良さが有名で、ここで演奏した多くの演奏家から絶賛されたという。高い品質で知られる「スタインウェイ」のピアノも備え付ける。他に中庭(オープンスペース)やロビー、会議室などがあり、地域の文化や芸術を発信し住民が交流する中核施設として親しまれてきた。

 市町村合併を経て、カウベルホールは現在、東伯町農協から購入した琴浦町が所有する。老朽化が進み、エアコンの故障などを機に2021年3月に閉鎖され、利用できなくなった。町によると、他にもホールの天井が「つり天井」タイプのため、脱落防止策が必要。舞台装置や外壁、屋根も改修が想定されるという。

 町は23年度、未利用財産の有効活用に民間のアイデアを活用するサウンディング型市場調査を実施し、カウベルホールについてはカウベル文化振興会の案が採用された。

 振興会によるとホール以外の部分はエアコンも含め利用可能で、6月半ばからフリーマーケット、コンサートなどのイベントやヨガ教室、臨時のコーヒー店などとして使われている。愛称は公募で決まった「カウベルタウン」。振興会によると、9月末までに延べ約210回、約3600人の利用があったという。



 振興会は、まず施設全体の存続を求め、将来的にはホール部分の利用再開も視野に入れる。東伯町農協の職員でもあった四門理事長は「何年も使われていないのでボロボロだと思われているが、ホールを見て『閉じられるのはもったいない』と言う人が多い。たくさんの人に来てもらい、日常のにぎわいを作り出したい」と語る。

     ◇

 カウベルホールの利用者を増やそうと、イベント開催で支援する人たちもいる。

 ホールに近い町立聖郷小学校と聖郷運動広場で10月12日、気球を使ったイベント(気球フェス)が開かれる。約30メートルまで上昇する気球に乗る体験ができ、その様子を眺めながら食べ物や雑貨の店を楽しめる関連イベントがホールの中庭で開かれる。

 両方の行事を主催する実行委員会によると、気球フェスには昨年、県内外から約千人が訪れたといい、今年はそこへの来訪者をカウベルホールにも呼び込む狙いだ。

 実行委代表で会社員の田口友香さんは、兵庫県からの移住者だ。「カウベルホールははたから見て、さまざまなイベントができるし中庭も利用価値があると思う。(ホールをめぐる)今の状況を多くの人に知ってもらいたい」と話している。










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2026.04.26 07:04:24
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: