東方見雲録

東方見雲録

2026.08.27
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カテゴリ: ランドスケープ



使用開始日   2001年1月15日
意匠図案説明  KDDビル、新宿の高層ビル群を描く
開設場所    〒160-0023 東京都新宿区西新宿2-3-3

KDDビル



概要
新宿高層ビル街の一群を担う超高層ビルの一つとしても広く認知されている。全体がメタリックシルバーの色調で覆われたビル。幅と奥行きがほぼ同じ、正四角柱のような形状が特徴。新宿高層ビルの中でも古くからある存在で、中には重要なライフラインである通信機器設備があるため(国際電話回線の手動接続オペレーション室もここにあった)、関東大震災クラスの10倍の地震でも十分耐えられるような頑強な造りをしたビルとして、当時は話題となった。後の日本の高層ビル建築にも影響をあたえたビルとして知られている。1974年から1985年までは、31階にFM東京の本社・演奏所が置かれていた。

歴史
1974年 - 国際電信電話(KDD)のオフィスビルとして建設される。
1976年 - 第17回BCS賞を受賞。
1985年 - FM東京が千代田区麹町に建設したFMセンタービルへの移転により31階から退去。

2001年
4月1日 - KDDIの登記上本店および本社がKDDIビルに移転。
9月 - 有利子負債削減のため、KDDIが旧KDDのビル4棟(新宿・大手町・名古屋・大阪)の所有権をみずほ証券と大和証券SMBCがアレンジャーとなる特別目的会社に売却し証券化[1]。
2003年 - KDDI本社が飯田橋のガーデンエアタワーへ移転(登記上本店はKDDIビルに留まる)。
2008年 - 所有権を買い戻し、再びKDDIの自社所有となる。
引用サイト:Wikipedia情報   こちら

アンデルセンのモニュメント
1871年(明治4年)に長崎とウラジオストクを結ぶ日本初の海底電信線をデンマークのグレート・ノーザン電信会社(現GNストア・ノードA/S)が敷設したことを記念して、1974年(昭和49年)の同ビル竣工時に設置したものだということです。ちなみにアンデルセンはデンマークの人です。
モニュメントの正面には、5枚のレリーフが貼り付けてあります。

これは、アンデルセンが残した切り絵を基にしたもので、左から「おろか者」(A Fool)、「太陽」(The Sun)、「風車夫」(A Mill-man)、「風船」(A Balloon)、「魔女」(A Witch)を表しています。


また、このモニュメントの裏側にも、5枚の別のレリーフがあります。

左から「道化師」(A Clowin Dancer)、「小さな宮殿」(A Small Palace)、「プリマドンナ」(A Prima Ballerina)、「中国の宮殿」(A Chinese Palace)、「踊り子」(A Dancing Girl)だそうです。

このレリーフは、デンマーク王立美術アカデミー教授で彫刻家のヤン・ブール氏が来日し、5カ月間かけて作ったものだと言います。

アンデルセンがここにあるのは、長崎とデンマークの関係だけでなく、アンデルセン自身の童話に、実は、世界最初の海底電信線が登場するお話があるということです。
それは「大きなうみへび」という作品です。これは何と、大西洋横断海底電信用ケーブルを題材にしているのです。

大西洋横断ケーブルが最初に敷設されたのは1857年のこと。日本で言えば安政3年、明治になる10年も前です。
アンデルセンが生きたのは1805年(文化2年)から1875年(明治8年)です。



物語の結びに近い部分で、アンデルセンは「うみへび」、つまり電信用海底ケーブルのことをこう書いています。
「それは力をまし、広く広がって、年ねんのびていき、すべての大洋をわたり、地球をめぐります」そしてさらに、「思想をいっぱいにつめ、善悪にかかわらずあらゆる言葉で通知し、しかも無言である知恵のへび」であるとも。(アンデルセン作、高橋健二訳「大きなうみへび」より)

海底ケーブルや衛星による通信網が発達し、インターネットが普及、まさに情報化する現代を予言していたようです。
KDDIビルにふさわしい、夢とロマンあふれる、モニュメントだと思いました。
引用サイト:カフェ「道みち」   こちら

大きなうみへび アンデルセン



アンデルセンの晩年の作「The Great Sea-Serpent大きなウミヘビ」で、大西洋に敷設された世界最初の海底電信線を指す。

この童話は、ある日突然、上の方から沈んできた長いケーブルに対して、これはいったい何なのかと推測したり、攻撃を仕掛けたりする海の生物たちの物語。アンデルセンは、もし海の生物たちが種の違いを超えて互いに話ができたら、海底電信線の敷設に対してきっとこんなふうに大騒ぎになっただろうと想像しながら、この童話を作ったのであろう。

かつ、「大きなウミヘビ」の最後にはこんな記述もある。「それは力をまし、広くひろがって、年々伸びていき、すべての大洋をわたり、地球をめぐります」。「それ」とは、大きなウミヘビ、つまり海底電信線だ。

世界初の海底電信ケーブルは、1851年にイギリス・フランス間のドーバー海峡に敷設され、1866年にはイギリス?アメリカ間を結ぶ大西洋横断ケーブルが完成し、欧米諸国は海底電信網を大西洋、地中海、インド洋へと急速に拡張しはじめる。

そして、時は1873年4月。アンデルセンの母国、デンマーク。岩倉具視使節団は首都コペンハーゲンのボーデン宮での豪華な晩さん会に招かれている。何故か?その2年前1871年(明治4年)、このデンマークの大北電信会社(The Great Northern Telegraph. Co.)が長崎~上海、長崎~ウラジオストク(ロシア)間をつなぐ長距離海底電信ケーブルを敷設したことから日本の国際通信がはじまったのだ。

さて、150年後の現在、海底電線は日本とつながるものだけでおよそ30本、世界では400本以上にのぼり、総延長は130万キロに及ぶ。

スマホやパソコンと携帯の電波やWi-Fiでつながるインターネト。我々の手元は無線だが、基地局から先は有線のケーブルでつながれ、そこから海を渡り国境を越えてつなげるために使われるのが海底ケーブル。かつては通信衛星も使われてたが、Optical Fibre光通信の発展と相まって、現在は膨大なデータ量とスピードを確保するために、国際通信の99%を海底ケーブルが占めている。

つまり「大きなウミヘビ」The Great Sea-Serpent(=Submarine Cable海底ケーブル)があるからこそ、速度の遅延なく動画投稿サイトを見たり、クラウドに写真を保存したりといった当たり前の生活が可能なのだ。

この150年前の童話は「思想をいっぱい詰め、善悪にかかわらずあらゆる言葉で通知し、しかも無言である知恵のヘビを、海のあらゆる奇跡の中でいちばん不思議なものを「(魚たちは)理解しないーー」と結ばれており(高橋健二訳)、情報過多の現下の世界混乱への警告でもあるようだ。

因みに、2024年末に報じられたバルト海での海底通信線の切断。世界の安全保障にも直結しかねない深刻な事故である。

さあ、AI人工知能をベースに世界中に情報が乱れ飛びだした2025年。原点「Human Intelligence=人間の知力」をしっかり踏みしめ、未来に備えよう。

JOEA 「月刊グローバル経営」1/2月号拙稿より転載、加筆
浜地道雄
引用サイト: こちら

関連サイト:海底ケーブルとインターネット - 国際通信の 99% が海底を走る仕組みと地政学的重要性 こちら


参考資料:総務省   こちら














・・・・追記 0924
台湾有事で中国の標的となる日本の生命線「海底ケーブル」実はこんなにも脆弱だった
脆弱性の一つは、地理的な集中である。多くの国際海底ケーブルは、千葉県の房総半島周辺や三重県の志摩半島周辺など、比較的限られた地域に陸揚げされている。ケーブルを大都市圏や既存の通信インフラに効率よく接続できるため、商業面・技術面では合理的である。しかし戦略面では、問題が起きたとき障害が集中する危険を生む。大地震、津波、組織的な破壊工作、あるいは陸揚げ施設への攻撃によって、複数のシステムが同時に途絶する可能性がある。

日本の地震環境は、この危険をさらに増大させる。海底地震、地滑り、強い海流は、広い範囲で複数のケーブルを損傷し得る。2011年の東日本大震災は、現代の通信網に相当程度の冗長性が備わっていることを示した一方、自然災害が電力供給、沿岸施設、陸上回線を同時に襲い得ることも明らかにした。想定される南海トラフ地震も、日本の太平洋岸に沿うケーブル経路や陸揚局に同様の影響を与える可能性がある。

より日常的な脅威は、漁具や船舶の錨から生じる。国際電気通信連合によれば、世界の海底ケーブルでは年間およそ150件から200件の障害が発生し、その80%以上は、主として漁業や引きずられた錨など、人間の海上活動によって引き起こされている。こうした事故の大半は偶発的なものである。

台湾危機で標的となる
しかし、同じ行為を意図的に行いながら、実行者――特に中国やロシア――が事故だったと主張することも可能である。この曖昧さこそ、海底での破壊工作を、攻撃的な「グレーゾーン」威圧の手段として特に魅力的なものにしている。

引用サイト: こちら


引用サイト: こちら


関連サイト:台湾 海底ケーブル切断 事件-中国のグレーゾーン戦略・ロシアとの連携や日本への安全保障上の影響 こちら





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Last updated  2026.09.24 02:56:32
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