
(交流戦、楽天2-12巨人、1回戦、巨人1勝、22日、Kスタ宮城)
杜の都に、悲鳴と歓声が入り交じる。開始わずか1分で、球場のボルテージは最高潮に達した。
【写真で見る】 プロ入り初となる先頭打者本塁打を放った坂本
「追い込まれていたのでミートを心がけました。それでもしっかりと振ることができましたね」一回、カウント2-2からの5球目を、坂本がフルスイング。白球は仙台の空にきれいな弧を描きながら、楽天ファンでいっぱいの左中間席に突き刺さった。
この7号ソロは、自身初の先頭打者本塁打。チームでは、昨年10月5日の中日戦(東京ドーム)で、鈴木が放って以来だ。12球団で唯一、連敗スタートを喫した巨人だったが、そんな嫌なムードもこの一発で吹き飛ばした。
前日21日、楽天・野村監督が「広角に打てるし、内角球のさばき方がオレの持論に合っている。好きなタイプ」と坂本を絶賛。打倒巨人には、セ・リーグの 首位打者を独走する坂本を封じることが最重要課題とあげていたが、そんな知将の思惑を痛い通り?の一振りで打ち破ってみせた。
坂本の一撃で火がついた打線は、もう止まらない。李承ヨプが一回に9号3ラン、三回にも2打席連続となる右翼席最上段への10号ソロ。四回にもラミレス の犠飛で1点を追加すると、五回は小笠原のラッキーな適時二塁打などで5点…。七回までに、今季最多タイの12得点をあげ、試合を決めた。
若武者の一発で、眠っていた強い巨人が完全に目を覚ました。
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