premier's  Diary

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2009.05.27
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カテゴリ: クルマ

Ferrari Leggenda Pssione



“RM Auction/ Sotheby's maranello”

オークション前日16日(土)はオークションに出品されている車、その他、車に関連するもの(ヘルメット、スーツ、ドキュメント、部品、、、ETC)が展示され、それを見に行くことが出来ます。

車に関しては、その車を購入する意志がある人に限り、フェラーリ社所有のフィオラノサーキットでテストドライヴをすることが出来ます。


去 年のリーマン以来の大不況、このフェラーリのオークションがどのような結果を出すか、、皆興味津々でした。というのは、去年バブル再来と言っても良いくら いの結果を出したのです。主催者側の一声で落札価格が1000万単位で上がって行く。会場に居る人間のエネルギーが高揚して、全体が熱風に覆われ、そして それが値段に反映される。車が買い落とされるごとに“うわ~”という歓声。そんなバブル再来のような状況を目の前にした経験をしてしまった私、さて今年は どうなるか、、と自分自身も興味津々。

16日はフィオラノサーキット、その中にあるオークション会場で軽食(去年に比べて少しクオリ ティが下がったかな、、と早くも不安、、が)。夕方、フェラーリを通過するミッレミリアの車達を見ながらのスナック(あ、また同じ軽食だ、、、と思いこみ の不安)、夜はまたそのオークション会場で夕食(去年に比べると、、食事が、、客層が、、、と無条件反射のように今年の悲惨な状況が浮かんで来ました)。

さて、オークション当日。13時開始ということなので12時に到着。いつもは一般に完全封鎖されている憧れのフィオラノサーキットに自家用車(どういうわけかイタリアでTOYOTA)で入って行く。

コースの半分をドライヴァーのような気持ちになって運転し、誘導された場所にパーキング。


会場にはもうすでにかなりの人、“買いそうな”有名人が続々と入場。まずはアウトモビリアという車に関係するグッズのオ-クションが始まる。なかなか値段が上がらない。予想されていた価格よりかなり低い金額で落とされる。

やっぱり、、今年は、、と無条件反射の判断がよぎる。



車の部は、ステージに車が一台、一台登場。落札が終わるとエンジン音を響かせながら去っていく。


形 だけでなく、この音を聞かされたら、この匂いを嗅いだら、ゾクゾク、、と感じてしまって、間違えてフっと手をあげてしまうような気になってしまいそう。そ れでも今年はお財布のヒモが固いのか、、、なかなか手があがらない。去年の熱気に比べると、、やはり景気に反映してか、、、静か。

大目玉の筈だった車も、良い結果が出ない。主催者側もエキサイティングに欠ける。去年の熱気は一体どこへ行ってしまったんだろう、、。

オー クションは其々に特徴がある。今回のオークションの最大の特徴は、何はともあれ、あのフェラーリのフィオラノサーキット内で開催されるということ。普段は 入れないところに100ユーロ(約13,500円)を支払えば、16日、17日と思う存分フェラーリの2日間を堪能できるということ。


それだけでも普段味わえない世界に浸れる。なかなか見ることが出来ない車達にも出会えるし、また会場に来ているコレクターがどのように車を落札するか、、まさに目の前で味わえる。

英 語とイタリア語での進行。雰囲気作りも主催者側のこの進行役にかかってくる。冗談を飛ばしながら、笑顔で進める進行役。その隣には、昔通った珠算教室の暗 算テストの読み上げをしているかのように(もし、想像がつかないようでしたら、市場のセリの掛け声を思い出して下さい)、表情一つ変えることなく、タダタ ダ息つく暇もなく、数字(金額)を読み上げている、イギリス俳優のような紳士。声の抑揚も絶妙。ときどき、遅くなったり、早口になっり、急に大きな声を出 したりと、リズミカルでなかなかパンチがある。

その合間に主催者の一人が(オーナー)落札しようとしている大物コレクターの目の前に行って、舞台俳優のように(迫真に迫る演技!)大きなジェスチャーで何やらやり取りをしている。遠くからみていてもなかなか面白い。

オー クションの面白いところは、この雰囲気に巻き込まれ、いつの間にか金額がつり上がってしまう、、ということが多々あること。価格を吊り上げるのはその商品 の力もあるかも知れないけれど、会場の雰囲気がその気にさせてしまうのでしょう。だから主催者がどのようなキャスティングでオークションを進行している か、はかなり重要な条件の一つ。

オークションも終わりに近づき、最後の一台。これも今回の大目玉。

1957年生産の「FERRARI 250 TESTA ROSSA」。22台生産された中の4台目という。北、南アメリカのレースで活躍した車。


出ました! 8,200,000ユーロ ! これにコミッションを加えると 9,020,000 ! 日本円にすると何と、約13億円! 1台の車が、、、この金額です!



このブランドの名前が付くと、魔法にかかったように不思議な力を発してしまうんでしょうね。


去年のような熱気は感じられなかったけれど、最後にはフェラーリあっぱれ、、でした。
コーディネーター 野口祐子

1988年渡伊。日伊間の企業コンサルタント、また車の世界を中心に雑誌、イヴェントのコーディネートに携わる。特にイタリア車のストーリーに特化し、歴 史に埋もれてしまった数々の逸話、人物、車などを発掘。フェラーリ、ランボルギーニ、アルファロメオ、その他大小のカロッツェリアなどイタリア車の歴史探 訪の取材も数多くこなしている。
最近は、デザインの世界にも携わり、日本の若いインダストリアルデザイナーとイタリアとの橋渡しをしている。海外に住み、日本との仕事 を進めるにあたり重要なことは“密なる連絡業務”と痛切に感じ、これをモットーとして常にコンタクトを欠かさず、日夜イタリア国内を駆け回っている。






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最終更新日  2009.05.27 04:53:54
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