重さ35グラムで最軽量のヘッドホン一体型ウォークマン
有機ELのタッチパネルを使った最上位モデルのウォークマン
ソニーの携帯音楽プレーヤー「ウォークマン」が7月で誕生30年を迎える。音楽を屋外で楽しむスタイルをもたらした先駆者も、米アップルのiPodに圧倒され苦戦が続く。節目の今年は、高音質や新たな使い方を盛り込む新機種で静かに巻き返す。
26日に発表した「Wシリーズ」は、ヘッドホン一体型で重さ約35グラムと歴代最軽量。ジョギングなどの運動をしながらでもコードが邪魔にならないのが特徴だ。
ソニーの音楽管理ソフトだけでなく、アップルのソフト「アイチューンズ」などでも音楽ファイルを転送できる。6月13日発売で店頭想定価格は約1万円。一体型は01年に発売したが売れず、小型化で再挑戦となる。
4月末には最上位モデルの「Xシリーズ」も投入。高級アンプや色彩が鮮明な有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)のタッチパネル、無線LANを採用し、品ぞろえを強化した。
ウォークマンは79年7月に第1号を発売。カセットテープやミニディスク(MD)、メモリーと記憶媒体を変えながら、全世界で約3億8500万台(3月 末時点)を売った。だが、最近はiPodが使い勝手のよいネット配信などで圧倒。調査会社BCNによると、ウォークマンは比較的健闘する日本でも、08年 のシェアはアップルの56.1%に対し、28.5%にとどまる。ソニーは若手歌手を起用したキャンペーンを続け、若者層へ地道に浸透を図る。
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