マイクロソフトは2009年9月11日、Windows XP/VistaからWindows 7へのアップグレードに関して詳細を明らかにした。手持ちのパソコンをWindows 7にアップグレードできるかをチェックするツールや、古いパソコンからWindows 7パソコンにデータを移す方法、Windows 7へのメールデータの移行などについて説明した。
まずは、アップグレード時のインストール方法について。手持ちのパソコンをWindows 7にアップグレードする場合、現在利用中のOSによってインストール方法が異なる。基本的に、Windows Vistaパソコンならアップグレードインストール、Windows XPパソコンなら新規インストールとなる。アップグレードインストールはアプリケーションやデータ、設定などがそのままWindows 7にも引き継がれるが、新規インストールではまっさらな状態になる。いずれの場合も、利用中のOS上でインストーラーを起動して実行でき、新規インストー ルの場合、旧環境のデータは「windows.old」というフォルダーに格納される。
また、Windows Vistaパソコンでも新規インストールしかできないケースが4つある。(1)32ビット版から64ビット版(または64ビット版から32ビット版)への アップグレード、(2)個人向けエディションから企業向けエディション(または企業向けエディションから個人向けエディション)へのアップグレー ド、(3)上位エディションから下位エディションへのアップグレード(UltimateからHome Premiumなど)、(4)Windows VistaにService Packが適用されていない環境でのアップグレード、である。
そもそも手持ちのパソコンでWindows 7が動くかどうかは、マイクロソフトが10月中旬に提供予定のツール「Windows Upgrade Advisor」で確認できる。そのパソコンがWindows 7のシステム要件を満たしているか、互換性に問題があるハードやソフトが存在するかをチェックする機能を持つ。さらに、Webサイトでの情報提供も実施す る。9月下旬にはWindows 7対応製品の検索や閲覧ができる「互換性情報サイト」をオープン。Windows 7販売開始時には、アップグレード手順や注意点を詳しく解説する情報サイトも公開するという。
古い環境からデータを移行するための「Windows 転送ツール」も用意する。古いパソコンと新しいパソコンをケーブルで接続する、古いパソコンのデータを外付けハードディスクやUSBメモリーに保存する、 といった方法で、新しいパソコンにデータを移す。移行できるデータはブラウザーのお気に入りやアドレス帳、任意のフォルダーのデータ、プログラムや Windowsの設定など。アプリケーションの本体は移行できないため、別途インストールが必要だ。
データの移行で気になるのが、メールだ。Windows 7は、初期設定ではメールソフトを備えていない。同社がWebサイトで無償公開するメールソフト「Windows Live メール」をダウンロードして利用することを推奨している。「ユーザーに常に最新のサービスとソフトをタイムリーに提供するため」(マイクロソフト)だ。で は、これまでWindowsの標準機能だった「Outlook Express」や「Windows メール」を利用していたユーザーは、過去のメールデータをWindows 7に持っていけるのだろうか。
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