売れ筋モデルへの搭載で本格普及進む
2009年秋のプリンター複合機が出揃った。今年の特徴は、無線LAN機能を搭載した機種が大幅に増えたことだ。
セイコーエプソンは、1番の売れ筋モデル「マルチフォトカラリオ EP-802A」に、無線LAN機能を搭載(図1)。キヤノンも同様に主力モデル「ピクサス MP640」に無線LAN機能を加えた。日本ヒューレット・パッカード(日本HP)やブラザー工業の新製品も、半数以上が無線LANに対応している。対応 機種の広がりにより、1万円台で買える無線LAN搭載機も増えてきた。
無線LAN搭載プリンターの強みは「ケーブルなしで印刷できる快適さ」にある(図2)。無線LANを利用すれば、長いケーブルを引き回したり、 ノートPCをプリンターのそばにわざわざ移動する手間がなくなる。パソコンやプリンターの置き場所を、自由に選べるメリットは大きい。
実はこれまでも、無線LAN機能付きのプリンターは各社から出ていた。しかし、価格が高かったり、接続設定が初心者には難しいことがネックとなり、あまり普及していなかった。
ところが、最近のネットブックの登場で、「複数のパソコンを持つ家庭が4割まで増え、家庭内のどのパソコンからも簡単に印刷できる快適さが注目さ れ始めた」(日本HP)という。また、ゲーム機やiPhoneなど、ネットワーク対応の周辺機器の拡大で、無線LANを導入した家庭が増えたことも追い風 となっている。
接続設定の難しさも解消されている。「初心者にもわかりやすいように、前モデルに比べて手順を簡略化し、プリンター本体のみでも設定できるように した」(キヤノンマーケティングジャパン)。各社とも、無線LANを簡単に接続できる「AOSS」や「WPS」方式に対応。これなら、無線LANルーター のボタンを押すだけで、設定が完了する[注1]。
ここ数年で、プリンターの印刷画質は完成の域に達し、画像補整などの付加機能もほぼ網羅された。今後は「いかに快適に使えるか」が争点となる。そ の意味でも、無線LANの搭載は、快適印刷に欠かせない重要な機能。このペースで広がれば、あらゆる機種に搭載される日も、そう遠くないかもしれない。
[注1]「AOSS」や「WPS」で接続するには、使用している無線LANルーターがこれらの接続方式に対応している必要がある。なお、手動接続の場合も、プリンター本体のみで設定が可能だ
[注2]図1のプリンターは、いずれも「IEEE802.11b/g」の無線LAN規格に対応する
年賀状は早いほうが・・ 2017.09.07
パソコンメンテナンス 2017.07.06
土日もなんだか忙しいなあ 2016.12.12
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