パソコンを買った当初は、無制限に思えたハードディスク(HDD)の容量。しかし、長年使い込んでいくうちに使用領域が増え続け、空き領域はみるみる減っていく。残りあとわずかとなり、困っているユーザーも多いのではなかろうか。
そんな人にお勧めしたいのが、外付けHDDの増設だ。気がつけば、今や1テラの時代。1万円台前半でUSB接続の1テラHDDを購入できるようになった。
何しろ1テラというと、広大な容量だ(図1)。地上デジタル放送を高画質のまま録画しても約90時間分を記録できる。1000万画素デジカメの画 像なら37万枚。Excelだと、2000万ファイルのデータが収まるし、メールに至っては3億2500万通も記録できる。ここまで来るともはや青天井。 当分の間、容量のことは気にしなくてよい。
価格も十分にこなれてきた(図2)。1年前に4万円を超えていた1テラ製品は、その後あっという間に急落し、今年2月には店頭の平均価格で1万2800円というところまで来ている。それ以下の容量の製品とほとんど差がない。
実際に、製品の容量別に1ギガあたりの価格を計算したところ、1テラ製品は12.9円(図3)。それに続くのが640ギガの14.385円と、明らかな開きがある。1テラのお買い得感は、頭一つ抜けているのだ。
では、1テラ製品を購入する際のポイントを見ていこう。注目したいのは、データ転送を高速化するソフトだ。メーカーによっては、自社製品専用の高速化ソフトを用意している(図4)。
外付けHDDのインターフェースは、USB接続が主流。ところが、HDDのデータ転送に今のUSBは力不足。これを独自に高速化するのが、バッ ファローの「ターボUSB」と、アイ・オー・データ機器の「マッハUSB」だ[注]。それぞれについて、高速化ソフトを使わない場合と、使った場合とでコ ピーに要した時間を比較してみると、約20%の違いになって表れた。
高速化ソフト以外にも、さまざまな付属ソフトが付いてくる(図5)。スケジュールに従いファイルをバックアップするものや、ドライブを分割して新しいパーティションを作るものなど、便利なソフトが多い。HDDを買うときは、付属ソフトにも目を向けよう。
1テラHDDを入手したら、ぜひ大容量HDDらしい使い方をしたいもの(図6)。この特集では、1テラをより便利に使いこなすための5つのポイン トについて解説した。一般的な外付けHDDだけでなく、やはり大容量化が進んでいるポータブルHDDの使いこなしについても紹介している。ぜひ役立ててほ しい。
[注]アイ・オー・データ機器の「マッハUSB」は同社のウェブサイトからダウンロードして、インストールする
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