
新春を彩る「東京箱根間往復大学駅伝」(来年1月2、3日=往路108・0キロ、復路109・9キロ)のチームエントリー(全20チーム各16人以内)が10日発表され、連覇を目指す東洋大の“新・山の神”こと柏原竜二(2年)も名を連ねた。同大の酒井俊幸監督(33)は柏原の5区山登り再起用を「有力」と説明。他チームが徹底マークする中、神が再び天下の険に降臨する。
【写真で見る】今年の箱根駅伝で5区山登りを力走する柏原
全20チームの監督が一堂に会し開かれた会見。「5、6区をどうしのぐか」(明大・西監督)「山(5区)で大きく差が開く」(上武大・花田監督)「前回は山で10分以上広げられた」(東海大・新居監督)。“打倒・柏原”の声が、一斉に巻き起こった。
極めつけは早大・渡辺監督。「山に化け物がいる。柏原君さえいなければ心配ないんだけど…」。この日、発表された16人のチームエントリー(区間エントリーは29日)。“新・山の神”とあがめられた柏原は、もはや無敵の存在として認められた格好だ。
普通ならどの区間で起用するか、この日の段階では虚々実々の駆け引きが行われるところ。だが東洋大・酒井監督は余裕の表情で「本人(柏原)は山を登りたいはず。強い選手がいるところで走りたいと言っています。2区も考えていますが、5区が有力ですね」。従来のエース区間、花の2区を挙げつつも、5区を最有力と明言した。
当の柏原は順調そのものだ。春のインカレでは5000、1万メートルとも日本人トップ。駅伝シーズンに入った秋以降も10月の出雲で1区2位、11月の全日本でも1区2位と下馬評通りの存在感を発揮。全日本直後には「(強い選手は)みんなまとめて5区に来てくれれば。やるからには勝ちます」と強気な“必勝宣言”。大学長距離界のエース、日大・ダニエル(4年)、箱根予選会1位の東海大・村沢(1年)らの山上り参戦を大歓迎していたほどだ。
今や2区をしのぐ新エース区間となった5区。箱根本番まで残り20日余り。戦国駅伝は壮絶な山上りで決着する。
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